2020年12月29日火曜日

エッセンシャルワーカー の事


 残念な思いです。この度のCOVID-19に関しては、振り返って見れば もっと早く○○していたら とか ○○をしていれば と悔やまれることがいくつもありますが、これもその一つ。 単語としての エッセンシャル は前から耳にしていました。でも言葉として エッセンシャルワーカー と言う言い方を私としては初めて知りました。 この言葉を初めて耳にしたのは、緊急事態宣言が出され 不要不急の外出は控えるように言われ 飲食店は営業自粛が“要請”され オンライン・リモート勤務 も取り入れられた・・・  その時でしたね。私が知らないだけで、以前から使われていた言葉なのしょうか。 誰でもがすぐ理解できるように、それを示す日本語だってあったのに(いや、日本語能力に難があるのか!?) 話題にはなったと思いますけど、わざわざカタカナ英語を持ち出した東京都の小池さんの様にこの言葉も言い出したのでしょうか。 とにかく、この時多くの人は初めて気づいたんじゃないでしょうか。食べ物を扱うお店(スーパーだけでなくコンビニも個人商店も)、水 電気 ガス 通信 交通 全国一斉休校になった時の子どもの行き先、COVID-19の感染拡大で最前線に立った医療機関 保健所 行政・ごみ収集…。これらはオンラインはできないし自粛をしたらみんなが生活していけなくなる業種。実は日々の生活を送る中で不可欠な仕事だったという事を初めて身をもって認識したんじゃないでしょうか。 一時はこの事がさまざまに取り上げられ、評価しましょう感謝しましょうという感じだったのですが、その後どこへ行ったのやら。 職業に貴賤はない と良いながら実は社会的地位も評価の一つの表れとしての賃金・雇用条件も不十分なまま。結局旧態依然のままになっています。 働く人の最低賃金を底上げするのが急務ですが、働いた人が正しく評価され。 高齢になってもまだ働かなければならない社会がおかしいと誰もが気づき、変わらなければおかしいと思います。 エッセンシャルワーカーと言う言葉が言われた時がいい機会だったと思うんですけど残念な思いです。

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