沖縄を“もし日本が100人の村だとしたら”に当てはめてみると
講演は「沖縄を知ってください。そして日本を。」と題して日本基督教団沖縄教区の平良修牧師を講師に行われました。
講演の滑り出しは、沖縄・琉球国の歴史から始まって琉球処分の事に時間を割き触れていました。
“琉球処分”は、私も知っていた明治時代の“琉球処分”(1879)だけじゃなく、第2次世界大戦末期の沖縄戦(1945)の時、敗戦後の米軍統治(1952~)、日本復帰・日本再併合(1972)のときにもあったんだ。それらによって、沖縄の人達は何度も何度もその文化・独自性を踏みにじられてきたんだという歴史を話してくれました。
1972年の日本復帰後も、日本の国土面積の0.6%に過ぎない沖縄に米軍基地の74%が集中している事。
それは、人口比日本の総人口の約1%の沖縄を“もし日本が100人の村だとしたら”に当てはめてみると、本土99人に対してたった1人の沖縄人で日本全土の基地の74%を持っていると言うことになるんだということを改めて教えてくれました。
こう例えて示されると改めてその異常さに気付かされます。
“抑止力”としての軍事力は、今の情勢・軍事技術としては絶対沖縄でなければいけないわけではない時代になったんだそうです。
確かに冷戦終結後、経費の問題もありヨーロッパから米軍を削減していました。(アメリカ合衆国)本土からでも充分に緊急展開ができると言うのがその理由だったように記憶しています。
それなのに沖縄にこんなに基地が集中しているのは、日本が沖縄を見捨て米軍に沖縄を差し出している、新たな、今も続く“琉球処分”なんだという趣旨のことが話されました。
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