“3.11”
この文字は、これからも程度の差こそあれほとんどみんなの心に何らかの波紋を呼び起こし続ける言葉でしょう。
今年も3月11日が近付くにつれ3.11東日本大震災に関する報道が増してきました。
その中の一つの番組。2011年の3月11日に生まれた110人の赤ちゃんをドキュメントした番組が印象に残っています。
顔も名前もわかる人を含めてあまりにも多くの人が亡くなったその日に生まれたということで、この子だけ生き延びてよかったんだろうかと思う親。たまたま自分の子供の出産予定日で休みを取っていて自分は助かったけれど、職場は地震津波で壊滅状態、自分がいたら少しでも助けられる人がいたんではないかと悔い続けている人。亡くなった人たちの分も一生懸命生きてほしいという親。電気もダメ暖も取れない口にするものもない=お母さんのお乳が出ないという中で、自らの困難さを顧みずとられた多くの行為が紹介されていました。
その中で特に、地震と津波で病院自体が孤立したところの看護師の言動が印象に強く残っています。
自分にも家族・子どもがいて安否が気になるし飛んで帰りたかっただろうに、目の前の赤ちゃんやお母さんを置いていけず支え続け共に不安の夜を過ごした看護師。
それは、その場その職、使命=ミッションから出た行動だと思います。称賛に値する感動を呼ぶ行動でした。
追伸 ゆえに,立場もわきまえない言動のNHK籾井会長の自覚のなさを一層感じてしまいます。
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