もう一つ。「こういうのもあったか」と目が覚めたのが、移動分科会のバスに同乗し解説してくれた人の収容施設の説明などの合間にチョロと口にした言葉「私は神も仏もないと思っている人間です」との発言。
私は神の存在を信じているクリスチャンだけれど、世には“無神論・無神論者”もいるのは知っています。そのどの人もそれぞれに様々に考え到達した境地だと思っています。
ところが、この人が「私は神も仏もないと思っている人間です」という境地になったのはもっとわかりやすい理由。
この人が国民学校の生徒だった戦時中、「日本は神の国だから最後は神風が吹いて絶対勝つ」と言われそう信じてきた。それなのに神風は吹かず戦争に負けてしまった。
(戦後は、万世一系 現人神と言われた天皇の人間宣言もあったし) それで「この世に神も仏もないと思うようになった」というんです。
イメージ通りの無神論(者)とは趣を逸にする、皮膚感覚で到達した“神も仏もない”こういうのも有なんだなあと思いを新たにしました。
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