結果。 矢口監督の以前の作品にもあった要らない間
わざとらしさ で流れがストップさせられるという事はほぼ抑えられスムーズな進行だったと思います。 ダンスシーンは、まさに“ミュージカル”の歌ってそして特に踊ってを途切れさせないでと思うほど楽しませてもらいました。 “広がり”という事では感じることが有りました。いつも何らかの壁というか視線を遮るようなものがあって、ハリウッド映画・ボリウッド映画
昔のレビューのような広がり奥行き人数で違いを感じました。あえてそういう演出だったのかもしれませんが。 特筆は宝田明さん。 日本の作品の主人公はどうしてこうも若い人限定なのか。大人の女性とは違うけれど主人公はもちろんいい出来なんですがそんなことを思います。 印象に強かったのが導入部からの宝田明さん。宝田さんって歳は幾つだったっけ?とびっくり。生きるか死ぬかに置かれた戦争体験のある人だからもちろん若くない。歳なりの踊りと歌声、役になりきっての自然な感じではないんですが、それが舞台・演技を観てる!って感じさせてくれたのです。映画はある意味虚構の世界、一時それを観せてくれているのだと思い出しました。 ベテラン、年齢のいった大人だから出せる味というものでしょうか。
最後のロールで流れたビッグバンドジャズの演奏もよかったですよ。久しぶりのジャズクラリネットの音色、久方ぶりにクラリネットの入ったジャズを聴き返してみようと思いました。
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