2019年8月25日日曜日

P ガードマン




 空港から始まって行く先行く先、ホテルでもお店でもいたるところで同じ制服の人が居ました。 最初は「警察が多い国だなぁ」と思っていました。だって隠してではありませんよ拳銃ホルダーがはっきり見えるように腰につけられているし、繁華街の質屋さんの前のところにいた人銀行のドアを入ったところにいた人は2連の散弾銃じゃなくて連射できるタイプのショットガンを手にして立っているんですから日本の感覚でいえば警察と思って当然だったと思います。 ただ、あまりにもあちこちで目につく、そのうえお店に入る時はドアを開けて向かへ入れてさえくれるに至って「ほんとに警察!?」と思って聞いてみたら「あの制服はみんなガードマン」との事でした。 ちなみに、警官とガードマンの見分け方ですが、警官の服はベージュだそうです。アンビュランスは幾種類も見かけたしパトカーも見たけれど、どこかで目にしているのかもしれませんが警察の人・警官そのものは見た覚えがはっきりとはないんです。 これも日本の感覚ですが、銀行はまだしも日本領事館にもこの人たちがいました。その時はまだ、改めて考えるまでもなく警察の人とばかり思っていましたけれど、後に考えればここまで民間なの!とびっくりです。




 この“ガードマン”。仕事として考えると、ケニア(ナイロビ)の時もすごく多かった覚えがあります。正確にはフィリピンで目にした姿勢が良くて同じ制服をかっこよく着こなしている“ガードマンの人たち”という事ではなくて門番や守衛と言った人たち・職種にまで広げての方が正確だと思いますが、朝仕事を終えて帰ってくる人や夕方出かける人を目にしました。ナイロビのジャシー・日本語学院やキベラで会った人達、そして聞いた話では。

 つまり、治安からくる必要性もあるのでしょうけれど、これだけかかわる人が多い・多くできるという事はそれだけ人を雇うにかかる経費が安い・人件費が安い、賃金が安いから回していけるのだと思いました。 日本の労働者の賃金も働いている割にはまだまだ低く抑えられていると思いますが、ケニアもフィリピンも統計資料的には日本よりもまだまだ低い数字となっていますから。

 それにしてもフィリピンのガードマンの人たち、お腹周りのたっぷりした人もいるけどみんな姿勢が良いしかっこ良いですよ。この仕事・制服に誇りを持っているんでしょうね。

0 件のコメント: