2020年4月24日金曜日

卒業生に贈る言葉「愛の反対は無関心」  2/4




所得格差の大きな要因として、バブル崩壊後、一方的に増え続けている非正規雇用の拡大があると思います。2015年の個人年収(男性)で見ると正規428万円に対し、非正規213万円です。貧困率でみても格差は明瞭で、男性世紀の貧困率は6%ですが、非正規では28.6%です。(橋本健二著『新・日本の階級社会』講談社現代新書より)

世帯年収で見ても正規、非正規間で同様の格差がありこれは家庭ごとに子弟の教育にかけられる費用に差が生じることを意味します。例えば、年収900万円以上の過程が小学校以上の子ども全員にかける在学費用は240万円ですが、年収200万~400万円の家庭では169万円にしかなりません(湯浅誠著『反貧困』岩波新書より)。保育についても、雇用格差が保育格差につながっているのではないかという指摘もあります。

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