外車販売。 日本のメーカーは、性能も価格もデザインも、売り込み先の国の人たちに合うように気に入ってもらえるように作ってきました。 まだ国ごとの差はありますが、ヨーロッパの車メーカーも“日本基準”などと言って日本人の選択基準に合う車作りで世界展開をはかるという考え方が生まれるほどになってきました。 その昔は外車=高い車というイメージ作りで、本国では大衆車でも高い値段設定という戦略さえありました。 その後徐々に日本に合う小型車種も導入され、値段も“戦略価格”などと話題になるような低価格からの車種設定・展開がされるようになってきました。その結果、日本における市場占有率は約1割ほどとなり、メーカー・車種によっては今後より一層の伸びが見込まれる状況になって来ました。 そんな中1人負けなのがアメリカのメーカー。フォードに至っては「今後も販売台数の増加は見込めない」と撤退してしまうありさま。 根強いファンがいるのは確かです。日本の道路事情の事を考えると実用的じゃないと思うんですけど、大きいボディ大きいエンジンがアメ車の魅力と考えている人たちがいるのは確かです。でもこれじゃぁ、台数は出ません。現地生産を増やしていますので昔の状況と同じではありませんが、アメリカの車をもっと買え!という声は今もあります。でも
アメリカのメーカーが日本に買えと言っている車は、日本の人が買いたくなるような車 買っても大丈夫だと思える車なのでしょうか。日本の実情に合わせた車体の大きさ、燃費をはじめとする機能・性能で答える努力をアメリカのメーカーはしているのでしょうか。 アメリカ車でも、一部のメーカー・車種において右ハンドルの設定が有り販売台数を伸ばしています。 このハンドルの位置の事では「10万台買ってくれたら右ハンドルを作ってやろう」とメーカー幹部が大言を吐いたことを思い出します。その後のアメリカの自動車メーカーの推移をみるとこの大言は
大言壮語 だったなぁと思います。 この逸話は昔の事なんですが、いまだにこの姿勢は変わったようには思えません。 根強いファンにとってはアメリカンドリームが生きていたころのアメリカのイメージを体現しているともいえる“アメ車”がいいのでしょうけれど、日本の道には(止めるときはいっそう大変だろうなぁ)不釣り合いな車を作っているだけではこの先も変わらないだろうなぁと思います。
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