2020年4月30日木曜日

“自粛要請”に従わないなら名前を公表


もともと たばこ とパチンコには良い印象を持っていない私ですが、この度の 営業を“自粛しない”パチンコ店の名前を(知事が)公表するという事には一言あります。

 今のCOVID-19 の問題下ですから密閉空間に大勢の人が集まるという状況は防がなければというのはもちろんの事。パチンコ店に行った人が感染するのはもちろん防がなければなりませんが、感染したら今度はその人たちが新たな感染源になるわけでそれは何としても防がなければいけません。 「私は罹らないから」なんてインタビューに答えている人たちには認識を改めてもらわなければいけません。そんなことが言える状態ではないでしょアウト!という思いです。 そうまでしてもパチンコが止められなくなるというのがギャンブル依存症の怖いところだと思いますが。

 
   けれど思うんです。そもそも 自粛 の呼びかけだったし 要請・お願い だったでしょ、と。

営業には大いに問題ありだと思いますが、「社員の生活が懸かっている」と言うパチンコ店店長の話はほんとのことだと思うのです。 自治体の長・行政が(自粛でお願いだった)パチンコ店に対して言う事を聞かないなら店名を公表するぞ!と急に脅すというのは態度(つながり)としてどうなの、今度は何がしたいのと思います。これだけでは尻切れトンボのままでその意が伝わりません。 公表してみんなの知る所にしてしまう=自分の手を放す→コントロールできなくなる。同調圧力 という言葉が強く作用して、一般の人たちが動き出す・勝手に制裁を加える動きが強まる。 本来ならそのような風潮・動きを防ぐ立場にある人たちが先頭に立って始めてしまった、というふうに思えるのです。 それなら自粛の要請ではなく、最初から営業をやめるように指示を出し、従わない時は店名の公表を含めて罰則が科せられますよ とすべきだったと思います。 自分は責任を取らなくていいように予防線を張る「自粛」の「要請(お願い)」。でもその自粛をしない人・企業・店舗に対しての対応が同調圧力を高め、はてはそれを利用するために名前を公表とは、様々に権限を行使できる人の取るべき対応としては片手落ち。すでに十分目立ち注目を浴びる立場に居るわけですが、その立場と言うのは(責任を伴うけれど)権限を行使できる立場という認識がなかったのじゃないでしょうか。(一番前に立つ、決断を下すというのは日本人一般には簡単なことではありませんが。) 遅くて小出し、対策を求める声に対しては何とか逃れたい、責任を取りたくないという態度に終始しているとしか取れません。もちろん困難・大変なことです、でも今責任者が責任ある行動をしなくてどうするのでしょうか。

0 件のコメント: