2010年8月8日日曜日

1-10-2 朝9時 でもムガネさんが来ない  マタトゥ


 9時。出発予定時間なのにまだムガネさんの車が来ない。
ムガネさんはベテランのドライバーで、今までこんな事はなかったのにとNガイド。
やっと携帯に連絡がとれた。いつになくひどい渋滞に巻き込まれているとのこと。
 実は昨日までのマタトゥ(乗り合いタクシー)の全国的なストライキ明けと、新年の休みで地方に帰っていた人達の戻ってくるのと企業や学校の始まりなどがいろいろ重なって混乱・渋滞がひどくなっているようです。
 街を見ているとこちらの人はよく歩いてる。時間があるのかお金を倹約しているのか。マッ、日本も昔はよく歩きましたけどね。今だったらすぐバスなりタクシーなりに乗った距離でも。私が初めてバスに乗った時は小人5円大人10円。今大人は200円。もちろん価値が変わっているけど、高くなった今の方がかえって乗り物に乗ってますよね。社会全体がそうゆうふうに変わったんでしょうね。今のケニアはそんな昔の日本みたいな感じなんでしょうか。
 でもそんなケニアでまず庶民が利用する乗り物といえば“マタトゥ”。地方に行くとオートバイに人を乗せる2輪タクシーもありましたが、ナイロビではタクシーもあるし路線バスも3社が営業していました。でも台数も便利なのもそして人気もマタトゥが一番。
 車両、以前は日本でいえばハイエースのクラスのワンボックスカーがメインのようでしたが、2004年からの規制でそれよりも大型の日本で言えばマイクロバスクラスが多くなってきている模様(車両は最初からバスのボディーの物、トラックの車台に乗用のボックスを載せたもの、と様々)。何台も所有している親方から、車を借りて走らせている人、一人親方のマタトゥ、とさまざま。
運転なんかはけっこう荒っぽい。車間が開いていようものならさっと頭を突っ込むのはこのての車が多いのだろうか。発進加速も元気が良い。
で、安全対策の一つなのか、この運転マナーへの指導(服装に至るまでけっこう細かい指導がある模様)や、車両基準がみなをされたわけです。
 一台あたりの効率化、車両台数の減車という狙いもあったようですが。特に乗車人数の少ないものは目印というか色柄も指定が細かかったようで。愛好者によれば、個性が無くなったと惜しむ人もいたようです。でもそんなことには負けていられませんと、最近は少し車のサイズを大きくして(小型よりも規制が緩やかなようで)また個性的に飾り立てる車両も出てきたようです。

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