雲雀舎にも行ってきました。今年のメインは安藤栄作さんの木彫作品の数々。小さいのに存在を主張しているもの見上げるような大作までさまざま。このたびも3.11東日本大震災後継続して催されている、支援のための作品展示・販売もありました。
当日は時折雨の降ってくる肌寒い日でした。対岸の指定された駐車場に降り立ったら薪をたいているとき特有のにおいがしました。旧家・雲雀舎の屋根にたなびく煙も目に入りました。ストーブを入れたんだなぁと思いながら向かい、鑑賞の合間コーヒーを口にしながらそのことを話題にしたら、以前からあったとのこと。 なんでもこの辺りは下(長岡?)辺りに比べると3度は寒いので欠かせないとの由。大きく重い鋳物製のストーブがどんとおかれその前を行き来していても、注意が向かなければ目には入っているんだろうけど全然意識に残らないのだなぁと、改めて人間の意識・感覚のありようにびっくりしました。
このたびは主催しているご夫婦、特にご主人とたくさん話すことができました。
本当は感謝すべきことだと十分に分かっているけれど、到着早々声をかけられるとついついそっけない対応をしてしまっていたこと。本当は、声をかけてもらいありがたく思っていること感謝すべきことだとさえ思っていることを初めて伝えることができました。
今回もさっそく声をかけられました。 距離が近いんですよね。ご夫婦もお手伝いの学生さんたちもみんないい人たちなんですよ。
他にもいろいろ。ストーブのことをきっかけに、私も以前薪ストーブを愛用していたこと、薪を入手するむずかしさガスと違って置く場所が必要だから街中ではなかなか難しい等々。そして一度はやめたストーブだけれど、家の広さを考え匂いや炎の揺らぎ暖かさ、間伐材活用・日本の林業のことを考えてペレットストーブの導入を考えていること。 ペレットストーブのペレット代、安いに越したことはないけれど安く買いたたきすぎれば広がらない・フェアな取引でなければ 運動・産業として広まらない継続しないなどまでに話が広がってしまいました。
このご主人は仙台の出身なんだそうです。それがただ催しをするだけでなく、3.11の支援も行う機縁にもなったようです。
実は、昨年の催しでとても目を奪われた花器がありました。値段も決して安いものではありませんでしたし、何よりこのような大作を手にして私がはたして有効に使い切るだろうかと躊躇し、本当に縁があれば1年後もあるだろうその時は迷わずと思うにいたった焼き物です。
昨年はそんないきさつ出会いがありました。今年結果としてその花器はなかったのですが。加藤圭史さんの黄瀬戸と織部の作品を手にすることができました。今日は朝から早速おろす前のひと手間・儀式のとぎ汁で炊き今冷ましているところです。心豊かになっています。
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