2015年1月5日月曜日

2014年劇場鑑賞映画 4/5

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32「怪しい彼女」ユナイト
 これは面白かった。韓国映画「サニー・永遠の仲間たち」に出ていたシム・ウンギョン主演。韓国は数えで年齢を言うそうなので、実際のところ彼女はまだ10代。設定・展開・下げまで裏切ることなく定石どうりの進行。70歳のオ・ドォウリを演ずるナ・ムニを筆頭に脇を固める好演の俳優たちに引けを取らないシム・ウンギョン。街でたまたま入った写真館から始まる別の人生・生き方。世界大戦後・朝鮮動乱を背景に挿入しながら、面白いシーンもいっぱい。ポンポンとテンポよく、文化の違いも感じるけど観ていて面白い。話は飛ぶけど、シム・ウンギョンはまだほんとに若いんだなぁ首元の鎖骨が見えない少女体型。年明けに発売になるBD予約しました。

33「アオギリにたくして」長岡映画祭
  ぜひ多くの人に見てもらいたい作品。原爆・戦争そして東日本大震災、女性の自立に関する話で決して楽しいばかりではない話し。映画として完成度も昔の独立系の映画より格段に高い、セリフでつじつまを合わせるのではなくてちゃんと映像で見せてくれている。 何よりかかわった人たちの想いがよく伝わってくる作品。おすすめ以上にぜひ観てほしい広まってほしい作品。

 

以下34から38までは長岡映画祭の時のインデーィズムービーコンペティションの受賞作品。

34「鰤の大晦日」長岡映画祭
 雰囲気あり。唐突な最期・終わりかただったので、もう少し続きを観てみたい。実力ありそうなので今度は話の最後まで撮りあげた作品を観てみたい。

35「萬重村の王様」長岡映画祭
 これぞ懐かし(アマチュアの)自主制作映画。そのイメージどうりの演出・セリフ回し・出演者。

36「上にまいります」長岡映画祭
 雰囲気・光の具合がしゃれている。展開に少し都合のいいところが感じられたけど、そうあるといいなぁという終わりかたを見せてくれました。障害を持った人でも何ら変わりなく共に暮らしていける社会であってほしいものです。

37「風薫」長岡映画祭
 駄目ではないんだけど、昔結構あった「わからないのはそちらのせいだ」というような感じが感じられて作り方とか解釈がちょっとねぇ。

38「ひとまずすすめ」長岡映画祭
 これがグランプリ。やはりそうだろうなぁと納得させる出来。少し画面(光線・光量)が暗いような感じ一本調子のような感じがしましたが、着眼も展開も主演の人(女性)も良かった。

39「めぐり逢わせのお弁当」ウインド
 インド映画も変わったなぁと思わせてくれた作品。イタリアの街にある住宅かと思うよ作り。そして描かれている話が、確かにインドの人が出ているんだけど、妻を亡くし仕事も人生も峠を過ぎ毎日同じことを繰り返しているだけの男性と、愛し合って夫婦になったはずなのに日々の生活の中で居場所を見失った女性という、アメリカやヨーロッパ映画にあるような話し。「マダムインニューヨーク」は観ていて素直にきれいだなぁ素敵だったけど、こちらは少し切なく、ひところのイタリア映画を観ているような感じになりました。

40「ゴスペル」ウインド
 もっと熱狂的に歌いまくるのかなぁと思っていたのでその点では少し当てが外れましたけど、“ゴスペル”の生い立ちから始まって、魅力や係わる中で変えられた自分というような話がいいろいろ聞けて参考になりました。ゴスペルをみんなと思いっきり歌いたくなりました。

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