2015年1月11日日曜日

民芸品と美術品  定義と線引き


定義として民芸品とは 「用に即し 繰り返しつくり得る “製品”」 と言われています。

ただしその定義からして、じゃあ手にするものは美術品とちがって美しくないかと言われると“用の美”という言葉があるように美しく感動さえする物があるのも確か。

 そんなことを思っているとわからなくなってきます。それは逆方向、一ジャンルとしてあるインスタレーション(中には確かにすごいなぁと感心するものはあるけれど)が芸術だからと言って美しいかこちらを打つか、イメージとしての芸術の範疇に入るのかどうかかわからないものがあるのです。

 どうなんでしょうか。 同じものをいくつも作る人は職人と呼ばれます、芸術家とは呼ばれません。民芸品・繰り返しつくり得る製品は美術品としての一品ものではありません。   けれど、もちろんなんでもとは言いませんが十分に美しいものがあります。逆に一品もの芸術品にくくられるもののすべてがこちらを感動させるとは限らないのも確かです。

 

 インスタレーション作品を観ているとわからなくなる時があります。建設・製造作業と芸術・創作活動の線引きが。 インスタレーションの中には作業員が作業をするということでも同様のものが出来上がるんではないかなぁと見えるものがあります。 ただし芸術作品だとして完成させればインスタレーションの作品になるの?

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