2016年7月14日木曜日

2015年 劇場観賞映画 7月 8月


2015年 劇場観賞映画  

7月

13日 27「パレードへようこそ」 シネウインド
「ブラス」もそうだったけれど、イギリス って感じの作品でした。配給の関係でハリウッド映画以外はほんとに少なくなったけれど、昔はお国柄のよく出ていた作品がたくさんあったものです。久しぶりにそんな感覚を味わえました。
時はサッチャー首相政権下のイギリス、民営化が激しく推し進められ基幹産業の炭鉱・石炭もどんどん閉山させられ国・資本家と労働者・組合が激しくせめぎあい、今でいうところのLGBT、そしてエイズが深刻な社会問題となっていた時代の実話。仕事を奪われ生活を脅かされ、プライドさえ失いかける一人一人は弱い人間。大変な事態になったとき隠れた才能が目覚める人、目覚めさせる人。いやな思いになる場面もあったけれどそれは仕方がない、それも含めて一本の映画としてはとても感動しました。プライドをなくしたら“人間”でなくなると思いました。 

26日 28「ひろしま」 自主上映 燕公民館
この作品名は前から知っていたけれどずいぶん昔の作品だし今更映画館にかからないだろうしと思っていた作品。これもたまたま目にしたチラシで知ったのですが、午前中新潟市で別の集まりがあり時間的には非常に厳しかったんだけれど高速を使ってどうにか間に合い観ることができました。
まだ戦争そして原爆の記憶生々しいころに作られた作品。えーこの人が出てたの!と後のイメージからは思いつかないような人が大勢出ていました。誰もが何も迷うことなく戦争はいけない原爆はいけないと思った時代だったんでしょうね。自らも被爆した医師の肥田俊太郎さんに言わせると、この映画の原爆投下後の惨状が他の作品より一番実際に近いというそうです。作品中にその言葉も出てきましたが「地獄があるならばこれがそうだ」という様だったとのことですから。

 

8月

5日 29「マリー&マルグリット」 
神様じゃないんだから何の問題もない万能な人間なんていないよ、と思うところも描かれていましたが出演者の熱演もありいい作品だったと思います。一つ一つを説明していたらきりがないのでお話は、宣伝にもあった“フランスにあったもう一つのヘレンケラー物語”という言葉でイメージしていただけたらと思います。

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