2019年7月30日火曜日

P フィリピン 気づいたこと 2/2




メトロマニラに行った時、ジプニーにもどこもかしこも人でいっぱいとまず思いました。その次に思ったのは、この人たちは一体全体どこへ行こうとしているの? という事。 道路インフラの整備が追い付かないせいもあり、特に朝夕の通勤ラッシュ時の交通渋滞は相当なものがありますけれど今はもうその時間帯は過ぎているのにどこへ行こうとしているのだろう。ひたすら、どこかへ行くために歩き どこかに行くためにジプニーにのっている。まるで 移動するのが仕事 とさえ思わせるように。 こんな光景そして印象はケニア・ナイロビに行った時も感じました。 ケニアの場合はジプニーではなくてマタトゥという事になりますが、こんなに台数が多くてお客様は大丈夫なのと心配になる程大小さまざまのマタトゥが走っていました 正確なところは、私が知らないだけみんな目的があっていく先の当てがあってだと思いますが、人口規模のより大きいフィリピンは尚その印象が強烈だったのでしょう。 「暖かい国の人たちは〇〇」今のフィリピンにはそのイメージは合いません。あるのは一見同じように見えても社会問題としての事象です。

P フィリピン 気づいたこと 1/2




「暖かい国の人たちは〇〇」と昔言ったのは、“寒さ”はそれだけでもストレスですから私に言わせればうらやましいという願望も含めてのようにも思えます。 でも私思うんです、ずいぶん哲学的だなぁ深いなぁと。「必要以上に多くを求めない、自分が持っている時はそれを分け 持っていない時は分けてもらう助け合い」ってことなんじゃないかって。

「日中働かないでのんびり~」については、専業が多かった昔且つ機械化以前の時代の日本の農家に対しても同じようなことが言われていたように思います。「農家は楽でいいなぁ 昼間から家に居てのんびりしている」なんて。でもこれ本当は、日中の熱い時を避けて他の人がまだ寝ている早朝 時には日の昇る前からきつい農作業をした後での一休みの風景だったわけです。 人は、どうしてそうしているかなんて考える前に、今目の前のことだけで判断してしまいがちですから。(農家・農業はきつい、跡取りがいない嫁の来手がいないなんて言われた時期もありました。 今はまた別。)

年平均気温が日本より高い国フィリピン、私が気づいたのは朝も早い時間から動いているということ。 日の昇前、まだ夜の闇と昼間の陰の境目がないうちは地面もひんやり、私の済む新潟の地よりももともとからっとしている風は閉め切った屋内で寝苦しい夜を過ごした身には心地いい。 からっとした空気は日中でも日陰に入ると思いのほか過ごしやすく、暑い地域の家・家並の工夫 過ごし方の違いが理解出来ました。 さすがにメトロマニラ・都市部は同じようではありませんでしたが、建物内については空調がよく効いていて快適、問題なし。照り返し等都市熱でムッと来る熱気を感じる街中も、東京などよりも広い道が多いのか建物が風を遮るように密集していないのか風の通る道を感じました。

2019年7月29日月曜日

P  ベンツの霊柩車 ?






霊柩車でしょうか。 映像で目にしたことのある、アメリカの霊柩車洋の車が止まっていました。 棺を納めるところが日本と違います。 ベースとなった車はメルセデス ベンツの123でしょうか。

P ここまで来ると訳が分かりません





もうここまで来ると訳が分かりません。 発熱は大丈夫なんでしょうか。 どう作業したらこんなふうになるのかも想像できませんが、この中のどこか先へ向けて保守点検が必要になった時はいったいどうするんでしようか。

2019年7月24日水曜日

情報が手に入らないからこそ不安になるのです




その後(20163月の中間報告後) 福島県県民健康調査検討委員会はつい先日の(201978)甲状腺検査評価部会の「放射線被ばくとの関連は認められない」とするまとめを了承するに至りました。 この展開は「やはりこうなったか」としか言いようがありません。 

そもそも最初から「関連は認められない」という結論ありきでした。ところが事故当時18歳以下だった38万人を対象にした検査結果が、中間報告によると「男1:女7の比率の物が12以下になっている(チェルノブイリと同じ)」「もともと100万人に一人と言われていた小児甲状腺ガンまたはその疑いありが174人見つかった」ということで大慌て。 調査をすれば不都合な数字が明らかになるという推移に、福島県小児科医師会の「調査が県民に不安を与えている」という要望を受けて(要望させた?)調査そのものを縮小の方向に、ひいては福島第1原発事故(事件)の被害も過小評価・うやむやにしてしまおう、そしてこの度の「関連は認められない」報告に至ったわけです。 原子炉建屋の水素爆発、メルトダウン直後もSPEEDI=緊急時迅速放射能影響予測ネットワーク(System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information)の報告をわざとしないでレベルの高い方向へ住民が避難したのも事実を知らせると住民が不安になる  からでした。「調査が県民に不安を与えている」あなた()が心配しないようにしてあげましたよ このたびも同じ口実が! 要らぬお世話です。県民が不安を覚えるのは、調査することに対してではなく、事実が明らかにならないまま一体全体何がどうなっているのかわからない 情報が手に入らないから。事実に基づいた対応が示されないままに、なかったことにしようとしていると感じ取れるから。かかわった人が責任を取らず 義務を果たさないから。 今回の事も日本の悪い一面のお定まりそのものに推移しています。

2019年7月21日日曜日

心にあるまま話すことのむずかしさ


“ニュース”という事では古い記事になってしまいましたが、*福島県県民健康調査検討委員会の清水一雄 評価部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)が「部会長の立場では自分の意見が言えない」という理由で部会長の職を辞するとして辞表を提出していたことが北海道新聞20161021日付で公になりました。

(*福島県が東京電力福島第1原発事故の健康への影響を調べる目的で設置した機関)

その起因となった出来事は、事故当時18歳以下だった38万人を対象にした検査結果の中間報告(3)「男1:女7の比率の物が12以下になっている(チェルノブイリと同じ)」「もともと100万人に一人と言われていた小児甲状腺ガンの ガンまたはその疑いありが174人見つかった」ことから、数字上多発しているのは間違いないので中間報告としては「まだわからない」とすべきところを「総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくい。」としたことだそうです。 調査の結果統計上の平均の数十倍という結果が出ていたにもかかわらず「影響を考慮に入れながら慎重に検討すべきだ」とすべきところを「総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくい。」と結論付けたことが問題。全く以て同感です。 そのうえでここで言っておきたいのは「本来取りまとめの責任者なのに」「部会長なのになんで言えないの」「言えばいいのに。」という事。 反対する人異を唱える人をわざと役に着ける取り込んでがんじがらめにして口を封じてしまうという事は実際にあるので「部会長の立場では自分の意見が言えない」という事はある話だとわかります。パワハラ 上下関係 声の大きさ正しいかどうかではなく勢いで負ける なんてことさえあることを知っていますので、改めて 信ずるままに話す 信念をもって話す 時には 空気が読めないなんて言われたとしても心にある事を思うままに話すことのむずかしさを感じています。

2019年7月20日土曜日

P  楽しみ方を知っているフィリピンの人 2/2 おもてなしの作法


   

先日今年のJCOBBBQが終わりました。私が参加するのは2度目でしたけれど、今回は参加者が前より少なかったように感じました。 ところが、BBQの食材が次から次へと出るは出るは私の口からは「すごいね~」という言葉しか出ません。いったい何人規模を想定して準備したの!?と心配になるほど。 持ち寄りのごちそうもたくさんありましたし。 結局、そこまででも余るほどだったBBQしたものも 手を付けるまで行かなかった食材もみんなが“お持ち帰り”。 日本だったら、足りないのも困るけれど、このようにあまりにも余り過ぎるのは「何を考えて準備
したんだ!」と言われるのは必定。 あるだけ… とか計画性がどうとか好ましくない話を知らないわけではありませんが、それはこういう展開を目にして言うようになったのじゃなかろうかと思いました。 でもその晩からどうも気になって考えてみました。食習慣・食文化、おもてなしの文化・風習もお国柄。 準備としては無駄なくというのが正解(の一つ)。でもおもてなしの作法としてはお客様に、余るほど「あなたが来てくれてとてもうれしいです。」の表現として食材を用意するというのも正解だと思いました。そういうおもてなしの文化 風習で言うと他所でもありますしね。 それで言うと、私は最高のおもてなしをしてもらったというわけです。

P  楽しみ方を知っているフィリピンの人 1/2 パーティ文化  


姪の誕生日を隣近所の人たちにも祝ってもらうパーティの時。フェイスブックで目にする呼んだり呼ばれたりにも“この人たちは遊び方 楽しみ方を知ってるなぁ”と思います。   

準備も手慣れたものです。姪のお祝いの時は、バスで一晩、エアコンバスだと800ペソもかけて親戚の人が何人か手伝いに来てくれました。 食材は痛むと悪いので近くなってから買い出しに行ったのですが、その量たるやワゴン車の荷室に積み切れなくて膝の上にも食材の入ったダンボールを抱えて帰って来たほど。 調理は当日朝早くから居間のテーブルで下ごしらえ。火を使う調理は、台所はもちろんコンロを持ち出して玄関先でも延々と。 日常にこういう需要も特別なことでもないのか、テントやテーブル イスそして大型のカラオケ機械 使い捨てのできるプレートやスプーン フォークといったパーティ用品一式。映画なんかでは結構目にするパーティの時のタレント・この時はピエロの人たち、用意した小道具 飾りつけ。一式を運んでくるのは荷物運びに特化したトライシクル。レンタル用品が来るまでは男女ともに大忙し。 ロンピアなどの揚げ物の量も半端じゃなかったのでその番の人はまさに汗びっしょり。ビーフンを使ったパンシット係の人は上半身裸で何人分作っているのか、“肉体労働”と言った感じ。でも準備の時からみんな楽しそう。 夕方が近ずくと子どもも大人も集まりだします。順番にごちそうのプレートと飲み物が渡され、席に着きます。小さな子は前の方の小さな椅子、大人は後ろに陣取ります。日本と色使いが随分違う大きなケーキも登場。 良くも悪くも“およばれ”と言った感じの日本の誕生日パーティとはずいぶん違います。準備をするところから、参加しての楽しみ方までせっかくの集まりを精一杯楽しもうという感じが伝わってきました。

2019年7月18日木曜日

ストックホルム国際平和研究所 2018年軍事支出に関する報告(2019年4月29日発表)


小さな囲み記事で、スウェーデンにある「ストックホルム国際平和研究所」の2018年軍事支出に関する報告(2019429日発表)を見ました。小さい扱いでしたので、他にはどのようなことが発表されたのか補足の意味でウェブも見てみました。 それ等をまとめてみますと。 支出軍事費の第1位はアメリカ合衆国で6,490億ドル 2位は1994年の約10倍の2,500億ドルだった中国。これがどれほどの物か全く実感がわきませんが、この2カ国で上位15カ国の軍事費支出総額の半分を占める規模 金額だそうです。 以下サウジアラビア インド フランスと続いて、ロシアが2006年以降初めてトップ5を外れたとのことですが6位に。 日本は9位で466億ドルだそうです。でもこれはどうでしょう、後年度負担と言うつけ払いや維持費のあつかい、アメリカ軍の肩代わり分もありますし実際はもっと上なんだと思います。まッそんな風に拾っていくと他の国々も実はもっと多いという事になるのでしょうけれど。それにつけても想像もできない数字です。 もっとかみ砕いて具体的に、戦闘機1機で病院がいくつとかいうふうにするとほんのいくらかでも想像ができるというものでしょうか? 戦闘機だけじゃありませんけれど、世界の軍事支出18,220億ドル(2017年度比2.6%増)を戦闘機で換算すると何機になるのか、そうすると病院がいくつという事で考えられるのでしょうか。いやいや またわからなくなってきました。 とにかく、これだけのお金を正しく使ったならば世界中が平和になるんでしょうに。『「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」が頭に浮かびました』人殺しと破壊の戦争よりよっぽどいい使い方だと思います。 戦争をなくすための戦争 戦争をなくすために戦争をする なんておかしな話はなくなるんじゃないでしょうか。

2019年7月15日月曜日

P マヤマン




実際に農作業をしているところを目にすることはできませんでしたが、聞いたところでは田植えは手植えだそうです。先にも書いた通り農作業はまだまだ人手に頼る人海戦術、機械化はまだまだの状態。ですから、トラクターを使っている農家の人達のことは特別に“リッチ”という意味のタガログ語でマヤマン・MAYAMANと呼ぶそうです。 

ところで、日本では今や珍しくなくなったトラクターですが、高度経済成長期以前は馬や牛がとても大切でしたし、農作業は大勢の兄弟・大家族が大前提でした。昭和30年代半ば以降(西暦で言うと1960年くらいから後)産業構造が大きく変わり2次産業が盛んになり工場で多くの労働者を必要とするようになり人(労働力)の大移動が起こりました。それで人のいなくなった地方・農村では機械の導入をせざるを得なくなったのか時代だったのか。 トラクターがなかったわけではありませんでしたが、区画も狭く規模も小さいつまり購入資金も乏しくトラクターは能力を持て余す、それでまず発動機・その動力を活用しての耕運機なるものから始まって機械化が一気に進んだと私は考えています。 フィリピンの農業の機械化は必要不可欠ですが、小規模農家が多くを占めている現状を考えると、耕作機械を導入するにしても前提として政策の充実が必要、そのうえで後の維持管理のことを考えるといきなり大型機器を導入するのではなく小型農機具からという段階を踏んではと思っています。

P 時間差




以前韓国で目にした田園風景は、ハングルの看板でもなければ大型機械導入以前 田んぼ一枚当たりの面積を大きくする区画整理以前の日本、ちょうど230年くらい前を思わせるような情景でどこか懐かしさを感じさせてくれました。フィリピンは450年あるいはもう少しかな。 ただ、この差を埋めるのに450年かかるというわけではありません。その根拠、私実感したんですがケニアに行った時の携帯電話のこと。日本などでは電柱を立て電話線をひく時代を経てから携帯通信の時代を迎えました。 いまでこそこんなに身近になった携帯ですが、最初に電柱を立てた時から数えると100数十年かかったことになるのじゃないでしょうか。それがケニア・大地溝帯マサイマラの高地のマサイの人たちのところへ行った時 極普通に携帯で会話しているところを目の当たりにして、電柱を立て電話線を引く・有線の時代を経てから携帯に進むものだと思っていたのがいきなり携帯に進むんだと思い知らされた経験があります。技術革新、新しい技術が誕生すると、段階を飛越て社会が変わるんだと実感しました。ですから、フィリピンの農業もあっという間に変わる時があると予感がするのです。

P フィリピンの稲作  産業としての農業の抱える課題



  
遠景にビレッジの家並みが望めるところに、湖かと思う程一面の田んぼを目にしました。(落穂が目を出してという感じで稲が見えたので田んぼだと思いました。) とっさに、区画はどうなってるの、こんなに水があって排水は?耕作の時の機械化はどの程度?と疑問がわきました。 聞いた範囲では疑問が解消されるような明確な返答がありません。詳しくなくとも、田植えの時期とかなんとなく一般常識程度には知っているものかと思いましたけれどそうでもないようです。そもそもここに田んぼがあったという事も知らなかった様子。自分の日常の生活範囲以外には、それほどに関心がないのかもしれません。 もっとも、フィリピン日本関係なく、電車でも車からでも何でも見ておこうという私の方が多少変わっているのかもしれませんが。 

そんなこともありウェブで検索してみました。それによると、同じ北半球ですから稲作の年間サイクルは同じ。(もちろん、地域・標高等による“何月頃”という事に関しての幅はありますが)そしてお米の収量も世界有数なのに、消費も多く(平均では日本人の一日当たり消費量の3倍近くも食べている)輸入が必要となっている。 その原因としては、小規模農家が多い、就業人口が漸減し続けている、特に若手農業従事者が減っている。それなのにそれを補う機械化の環境整備が進んでいない、結果として単位面積当たりの収量が増えない現状を抱えているという事がわかりました。 他にもインフラ整備・流通などの問題もありますが、機械化・農業技術一新が大きな課題だと思います。一朝一夕に変わるものではありませんが、これらの問題が一つ一つ解決されていけば、現在は輸入もしなければ国内需要を満たせない稲作ですが、自給できるようになるのではないでしょうか。 私は、これだけ改善点 手を打つところが明確にわかっているんですから将来は明るい・可能性があると思っています。

2019年7月13日土曜日

P カニン(KANIN)=ご飯  2/2



違いを感じたのはお米その物以上に焚き方・炊飯器の違いです。日本だとIH圧力釜(以上)が推奨されていますが、こちらのお店で売られている炊飯器は軽い蓋をただ乗せているだけの物。正直なところ、逆説的に「あんな蓋でもこれだけ炊けるの!」と思うくらい。日本製も少数あつかわれていましたがほとんどがこんな値段で買えるのと思う程安価な中国製。両者は値段がだいぶ(桁が一つ)違いますので、食べ比べでもしてはっきり違いが分かった人でなければまず買わないんじゃないでしょうか。

P カニン(KANIN)=ご飯 1/2


 


実際に行き 見聞きして、主食の位置づけかどうか問はなければ思った以上に世界中いたるところでお米が食べられているという事がわかりました。フィリピンもその一つ。フィリピンはお米が主食だそうです。 日本は減る一方ですが、フィリピンの人たちは相当にお米を食べると思いました。 お米はスーパーでも身近なお店でも値段別に幾種類も売られていました。目につくのは中国産。実際に目にする機会はなかったのですが日本産のお米も売られているそうです。 いつものごとく郷に入っては郷に従えで地元・家庭料理をたくさん食べました。お米→ご飯の味は、炊き立てを食べ比べたらそりゃ食味も違うかもしれませんが、美味しくない まずくて食べられないなんてことはありませんでした。味の好みは個人差が大きいと思いますが、私はこれはこれで十分だと思いました。 

2019年7月7日日曜日

P 課題 産業構造 失業率




失業率が40%にも50%にもなっていて、働いていない人もたくさんいるという誤ったイメージはどこから出てきたのでしょう。実際に行って見聞きしてみると、街の賑わいも経済状況もイメージしていたものと随分違っていました。 調べてみると、成長率も順調に推移していますし、失業率は7%前後と報告されています。(どういう条件の人を失業者として数えているかなどは未確認)  ただし、現在公表されている失業率のデータを年齢別にみてみると~25歳までの年齢層だと約半数・50%弱、その上の~35歳までの年齢層だと3040%にもなるという事ですので、何処へ行くかどの年齢()に会うかでその人の受ける印象がずいぶん違ってくるとは思います。 ケニアでも公表されている数字と実感とのずれを感じるという事が有りましたが、公表されている失業率以上にどの年齢層(階層)と会うか行くかでその印象が随分違ってくるという事なのでしょう。

現在フィリピンは産業構造的に、英語が使える人が多いという強みを生かしてサービス産業が伸びている割に労働者・力を多く必要とする製造業がまだまだとなっています。そのため、フィリピン国内に仕事がないという事で人口の約1割もの人が仕事を求めて国外に出、その人たちの仕送りはGDP15% にも上るという数字が出ています。 人口ピラミッドの形として若い人の層が厚くなっていますので、労働力としては大丈夫なのでここが変わると失業率も下がり国・社会の安定も進むと思います。 社会問題はそれだけではありませんが、特に割合の高い若年層が仕事・収入を得られるようになれば経済循環が進むだけでなく社会全体の安定にも結び付くことと思います。

2019年7月6日土曜日

P 若年層が多くて賑わうフィリピン 勢いのあるフィリピン


もともと、街並みやそこに暮らす人々の日常を目にしカメラに収めるだけでも十分な方なんですが、それでもお世話になった人の好意で世界遺産登録されているイントラムロス、ロハス通りを通っていた時遠くに見つけて「あの巨大なフィリピン旗は何!?」と気になっていたところ(フィリピンの英雄 ホセ・リサール公園でした。ここはまたゆっくり行ってみたい!)に行きました。 縁のできたフィリピン。帰国後はYouTubeを通して観光名所・美しい景観とともに街々の様子を見ていますが、フィリピンはどこも人が特に年齢層が大勢で賑わい活気があります。大都市部だけでなく地方都市も同様に若い人が多くて賑やか。この賑わう街の雰囲気は、高度経済成長へ向かう時期の日本もこんなだったかと思わせてくれます。

2019年7月4日木曜日

彼岸 と 此岸


暑くなりました。私の住むあたりではこれからお盆過ぎくらいまでが一番暑い時期になります。 今年のスイカの初物は627日でした。昔々と違って、包丁で割ったところは真っ赤で甘みも十分。今は外れという事はまずありませんが、昔は真っ赤にならずに白っぽいものもありました。そんな時は、今では考えられませんが甘味が足りないぶん砂糖をかけて食べたりしたこともありました。トマトだって凸凹ごつごつして青っぽいものも珍しくありませんでした。そんなトマトはもちろん今のように甘くなくて、それがまた楽しみでもあったんですが砂糖を付けながら食べた覚えがあります。(塩を付けた方が甘く感じる と言って塩を付ける塩派もいました。)  71日今年初めての蝉の声を耳にしました。ジーッという鳴き声、ニイニイゼミでしょうか。 夕方日の暮れるのも今だと7時を回ってもまだ明るく、実はもう過ぎているんですけれどこれから夏至が来るのかと思ってしまう程です。 でも季節は確実に変わっていてお盆を過ぎれば、日中はまだ暑さが残るものの朝晩 特に朝方は涼しいを通り越して寒く感じるくらいの日もあります。そんな日は「夏も終わりか」と寂しくなります。 それから一時、食べ物もおいしく過ごしやすい(身体が楽になる)季節・秋がやって来るのです。 
秋になるとお彼岸があります。(お彼岸は春のお彼岸と秋のお彼岸とあります。 秋は“おはぎ” 春は“ぼたもち”と呼ぶ、仏様にお供えする もち米と甘い小豆あんで作られた食べ物があります。春に咲く牡丹の花、秋に咲く萩の花、その季節に咲く花から取ってそう呼んでいます。実は同じものなんですけれど。)  

この“彼岸”という言葉は仏教の考え方で、三途の川をはさんだあちら側=仏様の世界 極楽浄土を“彼岸”(ひがん) 三途の川をはさんでこちら側を人間の世界 “此岸”(しがん) と呼ぶんだそうです。 “娑婆”(しゃば)なんて言葉もありますが、彼岸と言う言葉を使ったら此岸という言い方になります。