2019年7月7日日曜日

P 課題 産業構造 失業率




失業率が40%にも50%にもなっていて、働いていない人もたくさんいるという誤ったイメージはどこから出てきたのでしょう。実際に行って見聞きしてみると、街の賑わいも経済状況もイメージしていたものと随分違っていました。 調べてみると、成長率も順調に推移していますし、失業率は7%前後と報告されています。(どういう条件の人を失業者として数えているかなどは未確認)  ただし、現在公表されている失業率のデータを年齢別にみてみると~25歳までの年齢層だと約半数・50%弱、その上の~35歳までの年齢層だと3040%にもなるという事ですので、何処へ行くかどの年齢()に会うかでその人の受ける印象がずいぶん違ってくるとは思います。 ケニアでも公表されている数字と実感とのずれを感じるという事が有りましたが、公表されている失業率以上にどの年齢層(階層)と会うか行くかでその印象が随分違ってくるという事なのでしょう。

現在フィリピンは産業構造的に、英語が使える人が多いという強みを生かしてサービス産業が伸びている割に労働者・力を多く必要とする製造業がまだまだとなっています。そのため、フィリピン国内に仕事がないという事で人口の約1割もの人が仕事を求めて国外に出、その人たちの仕送りはGDP15% にも上るという数字が出ています。 人口ピラミッドの形として若い人の層が厚くなっていますので、労働力としては大丈夫なのでここが変わると失業率も下がり国・社会の安定も進むと思います。 社会問題はそれだけではありませんが、特に割合の高い若年層が仕事・収入を得られるようになれば経済循環が進むだけでなく社会全体の安定にも結び付くことと思います。

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