2019年7月30日火曜日

P フィリピン 気づいたこと 1/2




「暖かい国の人たちは〇〇」と昔言ったのは、“寒さ”はそれだけでもストレスですから私に言わせればうらやましいという願望も含めてのようにも思えます。 でも私思うんです、ずいぶん哲学的だなぁ深いなぁと。「必要以上に多くを求めない、自分が持っている時はそれを分け 持っていない時は分けてもらう助け合い」ってことなんじゃないかって。

「日中働かないでのんびり~」については、専業が多かった昔且つ機械化以前の時代の日本の農家に対しても同じようなことが言われていたように思います。「農家は楽でいいなぁ 昼間から家に居てのんびりしている」なんて。でもこれ本当は、日中の熱い時を避けて他の人がまだ寝ている早朝 時には日の昇る前からきつい農作業をした後での一休みの風景だったわけです。 人は、どうしてそうしているかなんて考える前に、今目の前のことだけで判断してしまいがちですから。(農家・農業はきつい、跡取りがいない嫁の来手がいないなんて言われた時期もありました。 今はまた別。)

年平均気温が日本より高い国フィリピン、私が気づいたのは朝も早い時間から動いているということ。 日の昇前、まだ夜の闇と昼間の陰の境目がないうちは地面もひんやり、私の済む新潟の地よりももともとからっとしている風は閉め切った屋内で寝苦しい夜を過ごした身には心地いい。 からっとした空気は日中でも日陰に入ると思いのほか過ごしやすく、暑い地域の家・家並の工夫 過ごし方の違いが理解出来ました。 さすがにメトロマニラ・都市部は同じようではありませんでしたが、建物内については空調がよく効いていて快適、問題なし。照り返し等都市熱でムッと来る熱気を感じる街中も、東京などよりも広い道が多いのか建物が風を遮るように密集していないのか風の通る道を感じました。

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