2019年7月15日月曜日

P フィリピンの稲作  産業としての農業の抱える課題



  
遠景にビレッジの家並みが望めるところに、湖かと思う程一面の田んぼを目にしました。(落穂が目を出してという感じで稲が見えたので田んぼだと思いました。) とっさに、区画はどうなってるの、こんなに水があって排水は?耕作の時の機械化はどの程度?と疑問がわきました。 聞いた範囲では疑問が解消されるような明確な返答がありません。詳しくなくとも、田植えの時期とかなんとなく一般常識程度には知っているものかと思いましたけれどそうでもないようです。そもそもここに田んぼがあったという事も知らなかった様子。自分の日常の生活範囲以外には、それほどに関心がないのかもしれません。 もっとも、フィリピン日本関係なく、電車でも車からでも何でも見ておこうという私の方が多少変わっているのかもしれませんが。 

そんなこともありウェブで検索してみました。それによると、同じ北半球ですから稲作の年間サイクルは同じ。(もちろん、地域・標高等による“何月頃”という事に関しての幅はありますが)そしてお米の収量も世界有数なのに、消費も多く(平均では日本人の一日当たり消費量の3倍近くも食べている)輸入が必要となっている。 その原因としては、小規模農家が多い、就業人口が漸減し続けている、特に若手農業従事者が減っている。それなのにそれを補う機械化の環境整備が進んでいない、結果として単位面積当たりの収量が増えない現状を抱えているという事がわかりました。 他にもインフラ整備・流通などの問題もありますが、機械化・農業技術一新が大きな課題だと思います。一朝一夕に変わるものではありませんが、これらの問題が一つ一つ解決されていけば、現在は輸入もしなければ国内需要を満たせない稲作ですが、自給できるようになるのではないでしょうか。 私は、これだけ改善点 手を打つところが明確にわかっているんですから将来は明るい・可能性があると思っています。

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