2019年7月21日日曜日

心にあるまま話すことのむずかしさ


“ニュース”という事では古い記事になってしまいましたが、*福島県県民健康調査検討委員会の清水一雄 評価部会長(日本甲状腺外科学会前理事長)が「部会長の立場では自分の意見が言えない」という理由で部会長の職を辞するとして辞表を提出していたことが北海道新聞20161021日付で公になりました。

(*福島県が東京電力福島第1原発事故の健康への影響を調べる目的で設置した機関)

その起因となった出来事は、事故当時18歳以下だった38万人を対象にした検査結果の中間報告(3)「男1:女7の比率の物が12以下になっている(チェルノブイリと同じ)」「もともと100万人に一人と言われていた小児甲状腺ガンの ガンまたはその疑いありが174人見つかった」ことから、数字上多発しているのは間違いないので中間報告としては「まだわからない」とすべきところを「総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくい。」としたことだそうです。 調査の結果統計上の平均の数十倍という結果が出ていたにもかかわらず「影響を考慮に入れながら慎重に検討すべきだ」とすべきところを「総合的に判断して、放射線の影響とは考えにくい。」と結論付けたことが問題。全く以て同感です。 そのうえでここで言っておきたいのは「本来取りまとめの責任者なのに」「部会長なのになんで言えないの」「言えばいいのに。」という事。 反対する人異を唱える人をわざと役に着ける取り込んでがんじがらめにして口を封じてしまうという事は実際にあるので「部会長の立場では自分の意見が言えない」という事はある話だとわかります。パワハラ 上下関係 声の大きさ正しいかどうかではなく勢いで負ける なんてことさえあることを知っていますので、改めて 信ずるままに話す 信念をもって話す 時には 空気が読めないなんて言われたとしても心にある事を思うままに話すことのむずかしさを感じています。

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