2011年4月10日日曜日

1‐14‐9 むやみに保護区に立ち入らないように遠回りする道路網

 三日前エナイボルク村に来たときは、悪天候による道路事情の関係で、ナロクの町からタンザニアに向かってマサイマラ国立保護区の中をまっすぐ南下してマラ川へ、そこのゲートで北西の方向に進路を変えて到着しました。
 だから今日の、また北西へ向かう道は感覚的にはやっぱり反対方向へ向かって遠ざかっているような感じがします。

 地図では確かにこの道で「ナロク・ナイロビ方面」に行けると書いてありますけど。感覚的にはね!



 本当の所は、保護区を西周りで迂回してトランスマラ県に行き来するのがむやみに保護区に立ち入らないように考えられたこの交通網ということになります。
 
 効率ということを考えれば「こんなに遠回りする道なんて」ということになると思います。

 いろんな議論・提案があったことと思います。
でも、人類・地球を守るという崇高な観点でこの選択をしたことを私は高く評価します。

 蛇足ですが。
 今回の道路事情による保護区通過を“塞翁が馬”として感謝します。こんなことでもなかったらマラ川へ向かっての保護区の道や、なによりマラ川にかかる橋を渡ることもゲートを通ることはなかったんですから。

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