2011年4月3日日曜日

東日本大震災 一人いるだけで

もう一カ所訪問しました。

 ここは体育館が被災して使えず、3階建ての学校建物の教室に分散している避難所でした。
 自治組織とまではいっていないにしても、断水によってトイレ事情が大変悪いなかで、当番を決めて一日2回のトイレ掃除をしていました。



 運営は、ボランティアの人たちだけでなく、市の職員そして訪問したときは保健師が一人いました。

 避難所に行ったときはまずそこの窓口・責任者のところに行き、挨拶・情報交換・必要な物品を聞くようにしていましたが、そのやりとりがとてもスムーズでした。
 こちらが聞きたいこと、避難している人、避難所側からの状態把握、要望のとりまとめがしっかりしていました。

 特に保健師は、各教室ごとの避難者の健康体調面をよく把握していて、本人の希望もとっていましたが、保健師として医師に診察してもらいたい人、その内容の一覧をまとめていてくれてとてもスムーズに回ることができました。

 塩釜市には保健師が7人いるそうです。
近隣も含めて80カ所という避難所の所に7名ですから貴重な保健師と言うことになります。

 でも保健師が一人いるだけで体調管理がぜんぜん違いましたね。専門家の果たす役割のすばらしさということですね。

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