2011年4月3日日曜日

東日本大震災 普通!の生活へ

 「早く平常の診療体制に戻すべきですね。」
阪神淡路大震災を体験し、今日ここに支援にきている医師の「阪神淡路大震災の時の対応そして被災者の健康面のまとめ 特徴 今後出てくるだろう健康面の諸問題 対応の仕方」などの報告がありました。
そのときの体験に基づく提案の一言です。
 そして坂総合病院では震災から3週間を迎える前日 24日から震災前の診療体制に戻す、戻そうということで準備が始まりました。


初めて塩釜に来たときちょうど前を通った、地震後初めて店を開けた床屋さん。
お店の中はもちろん、外にまで順番を待つ人がいました。
 地震が起きてから2週間、実際髪の毛も伸びたでしょうが、床屋さんで髪の毛を切るという行為はさっぱりしたい!以上に、大震災前の生活を取り戻す、気持ちを切り替え新たな一歩を踏み出すきっかけになったのではないでしょうか。







翌日、避難所になっている塩釜第一小学校に向かう途中遭遇した開店を待つ行列。
近所で評判のおいしいパン屋さんだったのでしょう、開店を大勢の人が並んで待っていました。
 訪問を終えて戻るときはもう行列は消え、お店のシャッターも再びおろされていました。きっとあっという間に売れちゃったんでしょうね。顔なじみ同士、一時和やかな場がもてたことでしょう。

 被害の大きかった今回の大震災ですから、平常に戻るというのは並大抵のことではありません。
 でも地域も個人も早く地震前のふつうの生活を行えるように戻すというのは、特に気持ち精神面においてとても大事なことだと感じました。

 特別なことがなくてもいい、
    ふつうの生活、平凡の非凡、を感謝して送れる日々が早く戻りますように。

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