・雪の降る中子どもと一緒に給水車の前に並んだ。ところがその雪はヨウ素131に汚染されていた。もしそれを知っていたら子どもと一緒にそこに並んだりはしなかった。
正しい情報が出されていないなかで生きるための水を求めて給水車の前に並んだ母親の痛切な思い。
「これでは流産してしまう」何とか安全なところへといろいろ聞く中で、長岡まで行けば小さな子どもと一緒の人
妊娠中の人に配慮している避難所があるということを知りここまでやってきた。たどり着いた避難所で幕の内(お弁当)が出たときには本当にうれしかった。布団もあり暖房も効いていてやっとほっとした。
後で思ったけれど、最初の避難所の時に赤ん坊がまだ生まれなくてよかった。いろんな人がいる避難所の中で、小さな子・乳幼児が夜泣きなどしたらどんなだったか。周りの人も、この状況で大変だなぁと思う一方で舌打ちしたんじゃなかっただろうか。
南相馬市からの避難者の人の話
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