2014年7月18日金曜日

「福島原発事故から3年 原発問題を考える市民の集い」3月16日長岡に参加して  2/4 元NHKキャスター 堀潤 さんの講演「個人発信の時代に考えるべきこと」から


福島原発事故から3年 原発問題を考える市民の集い
 元NHKキャスター 堀潤 さんの講演「個人発信の時代に考えるべきこと」から

平時の報道の仕方考え方は100%裏のとれたこと以外は報道しない。“安全運転を心がける報道” 
3.11 今まさに原発事故が進行している時、公式発表もNHKを含むマスメディアの報道もないうちから、インターネットではすでに伝えられ“公”になっていた情報があった。(当時の私・堀潤)会見の場で「何かまだ報告していないことがあるんではないですか!?」というのが精いっぱいだった。

 


・原発事故の起こる前からTPPの取材で知り合いになっていた福島(原発近くの人)の人から「東京電力本社から 退避しろ! との連絡が入った」と連絡があった。 しかし政府からその旨の発表はなかった。

 ・楢葉町は11日深夜全町民非難を決めた。
 「おかしい。これは水素爆発が起きるかもしれない。」 元東電エンジニアの話、東京電力・福島第1原発に勤めている人の家族からの内部情報をもとに。しかしその時点で公式な情報は一切なかった。

・普通なら20分ほどで行けるいわき市まで7,500~800の町民が避難するのに6~8時間かかった。道は狭く交通手段もなく大変だった。

“原発安全神話”にあぐらをかいて、事故発生時の住民避難訓練計画がいかに現実に即さないお粗末なものだったか。

「スピーデー」の情報が出されなくてよかった。もしこれが公になっていて、何万もの人が避難しようとしたらどうなっていたか。  

→ 同時に
・スピーデーのデータ・情報が発表されなかったので、強い放射線の出ている方向に多くの人が避難して被曝してしまった。 

(私の感想) 後日、会見の場で「なぜスピーデーの情報を出さなかったのか」との問いかけに「心配させたくなかったから」と政府担当者が答えたのを知り呆れた覚えがあったけれど、同時にこういうこともあったのかと思いました。

・繰り返されてきた原子力発電所事故。 
サンタスサーナ原子炉受験場事故(1959) スリーマイル島原子力発電所事故(1979) 福島第1原発事故(2011) を一本のタイムライン上に配置してみてみると。サンタスサーナの事故後スリーマイルの事故後どれくらいの時点でどのような・がん発症などの影響の推移が見えてくる。福島のこれからが予測できる。
 (私の感想)この教訓を生かさないのは愚かなこと。 

 核実験場の風下にあたる地域の人たちがその影響で苦しんでいること。映画ロケ地も周辺にありジョン・ウェインもそのせいで寿命を縮めてしまったということは知っていました。もちろんスリーマイル島のことも知っていました、でもサンタスサーナは初めて聞きました。

 そんな話がいっぱい出てきました。

 

追伸 この所週刊誌の記事に堀潤さんの私生活を暴く論調の記事が載るようになりました。 堀潤さんの言動が目障りになってきたということですね。

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