篠原英子さんの“インド古典舞踊オリッシー”を観てきました。{2013年11月10日(日)}
篠原さんのオリッシーは2度目。
1度目は2011年8月6日。 そうあの晩。
あの時は木揚げ場協会のぶかぶかの畳の上でした。暑かったー。
今回は改装なったバウワウのしっかりとした板の間。
前段に斉藤さんのシタールの演奏がありました。
今回は、もうちょっとホットになる盛り上がりのところがあるともっとうれしかったかなぁとも思ったけど斉藤さんの演奏はいつもながらいい感じ。
タブラがいつもの人とは違う人でした。
前に訊いたことがある“音”ではあるけど、いつもの人の時には使われない音が出てきました。
激しい音ではないけど、不思議な存在感のある音色でした。
篠原さんは部屋の後方から大地を踏みしめるようにガングルーの音を響かせながら入場してきました。
さすがですよねぇ。プロだから当然といえば当然なんでしょうけど、普通に歩いて舞台まで出て来て整列してさぁはじまりますなんてのとは違います。
やっぱりこうでなくっちゃ。
篠原さんのオリッシーはほんとに重心が低い。
合間の踊りを解説する時の声は、私が勝手に抱いていたイメージとは少し違いました。丸みのある柔らかい、かわいい!って感じかな。
でも、踊っている時はそんな感じをさせないんだけど、息を整えながらの解説は大変そうでした。胸が大きく波打ち肩で息をしながらでしたもの。
オリッシーはアフリカの人たちの踊り、高く飛び跳ねるものとは逆の重心の低いままにずうっと踊り続けるものでした。
大地を踏みしめる。ちょうど“四股を踏み”大地の悪霊を鎮めるかのような。
アフリカの人たちの身体能力の高さとはタイプが違うけど、ずぅっとこの態勢で踊るというのもすごいと思いますよぉ。
追伸 「大統領の料理人」を観てビックリしました。
カトリーヌ・フロを観にというのが動機の映画だったんですが、年初めの
「砂漠でサーモンフィッシング」同様の意味で心に残る映画でした。
これはこれでいずれ…
そのカトリーヌ・フロと篠原さんの顔立ちがすごく似ていたのでびっくりしま
した。