2018年12月11日火曜日

ねじれは悪い事?

アメリカ合衆国中間選挙が再集計や決選投票を経てようやく最終決着を見ました。それを伝える日本の報道には、トランプ大統領の与党共和党が多数を占める上院それに対して民主党が下院で多数を占めたことをとらえて“ねじれ”という言葉を使っていました。
“ねじれ” この言葉、このところの日本での使われ方を見てみると“良くないこと”というニュアンスで使われている風潮がありますが、果たしてそうなのでしょうか。 日本は議院内閣制なので、衆議院と参議院の中で優先される衆議院での指名(多数)で首相になれます。現在衆議院は小選挙区制のおかげで安倍政権与党が実力以上の議席を占めています。参議院も与党が多数となっています。が、以前は野党が多数でした。それをもって“ねじれ”という言い方が出てきたのです。
すぐれた作品、実は大人もみている子ども番組 アメリカに「セサミストリート」という番組があるように日本にも優れた番組がいくつもありますがその一つ「ピタゴラスィッチ」なら「ねじれ」ることに意味がありいかに有益で私たちの生活に役立っているかをわかりやすく見せてくれることだと思います。
閑話休題
衆議院と参議院で“ねじれが状態“解消され、選挙制度に助けられえ多数派となっている安倍政権が今行っていること。国会運営でいかに強引な運営がなされているか、十分な議論も野党や国民の話を聴かずここ何年も強引な運営 強行採決ばかりになったのはこの「ねじれが解消」されたからにほかなりません。 今は、提案した側が勝手に「もう十分に議論したから」と言って何度も強行採決をしていますが、以前はもういくらか時間をかけ丁寧な議論をしていたように思います。

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