Nガイドによると、ここのコーヒーは有名なんだとの由。
エスプレッソと、ケーキ屋さんではイチゴのショートケーキ、コーヒー店ではレギュラーでお店のことが一番わかると言われているのでレギュラーコーヒーとを頼みました。
デザートにはチョコレートケーキ。
チョコレートケーキの生地は際だってしっとりではないけれど、苦みの勝った濃厚な味。今の傾向としては皆こうですね。
話がそれますが、私がチョコレートのケーキでおいしかったなぁと思い出すのは26年近くも前に訪れた“東ベルリン”! のホテルで夜散策していたときに入ったレストランで食べたザッハトルテです。
それは、よそで口にしたものに比べて洗練の具合でいうとどちらかというと素朴な感じに寄っていたかな。まず大きさ。おしゃれというより、食べごたえを感じるくらいの大きさ。生地の洋酒の強い香りが示すようにたっぷりと濡れた生地故のずっしりとさえ感じる重さ。もちろんチョコレートの持つ苦さは感じるんだけど、甘さの勝った味。
と言っても、日本のクリスマスで食べられるホールのチョコレートケーキほどの甘さではありませんよ。
同じドイツでも南部のほう、西欧・資本主義地域は良くも悪くも日本のレストランでも見かけ口にするお料理でした。素朴な感じで食べた感じのするお料理は北部地方のもののようでした。寒さに対応するためにしっかり食べる、糖分をとるということも関係しているかもしれません。
話のついでにもう一つ。
この夜、さすがに街までは出かけませんでしたがホテルの内外を歩いてみました。
そしたら外国人観光客が利用していたレストランとは別のレストランが、一度建物の外にでないと入れない作りであったんです。
夕食を食べたレストランはすでに閉まっている時間なのにここはほぼ満席。特に何か食べたい飲みたいという感じでもなかったんですけどなにも頼まないわけにも行かないと思ってコーヒーを頼みました。
席から周りをちらちらと見てみると、周りもこちらを見ている様子。
翌朝早くに出発と言うこともあったので頼んだコーヒーを飲んであまり長居をすることなく席を立ち、支払いの段になってちょっとびっくり。
夕食を食べたレストランは観光客向け、つまり外貨獲得のために開かれているレストラン。サービスしてくれる人も大勢いました。支払いはもちろん外貨。USドルとか西のマルクと言うことになります。東のマルクは使えません。 外国人向けレストランのコーヒーは10西ドイツマルク。ところが地元の人たちが楽しんでいるこのレストランのコーヒーは5東ドイツマルク。エエーッ!
東ドイツのお金は持っていなかったけれどここでも支払いは外貨でOK。ただ、お釣りは東のお金でしたけどね。
本当は気をつけないといけないことをしていたんだろうけど、いい経験をさせてもらいました。
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