2011年5月28日土曜日

人間の本質は社会性にある  人とかかわらないと人は人になれない

 新聞の書籍紹介コーナーで、アンドロイド研究で世界的に有名な石黒浩さんの新著「どうすれば人を創れるか」が取り上げられていました。


 メディアを通してだけれど、この石黒さん自身をもしたアンドロイドも見たことがあります。
 似ているからなのか、まだまだと思うからなのか妙な気持ちになったのを覚えています。
 近いから故に感じた“妙な感じ”だったのかもしれません。



 その石黒さんが「ロボット研究を進めるうちに、人間の本質は社会性にあるということに気づいた」とコメントしているのです。

 実際ロボットの進化はすごいものがあります。アンドロイド型を含めて様々なロボットを目にするようになり、その進歩、完成度の高まりに驚くことも多くあります。

 ここまで機能的に進歩したロボットができてきて、その研究者の口から「人間の本質は社会性にある」「人とかかわらないと人は人になれない」という言葉がでるとは。


 考えてみれば“人間”という言葉、漢字はよくできていると感心します。人は人と人の間に居る。言い当てていますね。 

 “人”とは何者か。人間の定義は、動物と人間の違いは?
 この永遠のテーマに対して、生物的アプローチ・定義ももちろんあるけれど、社会学の立場から行動観察からの定義付けもあります。
 中でも もっとも早くからの手法は、哲学的なアプローチでしょうか。

 「人間は社会性のある動物」ということは「動物でもある」ということ。そして研究者の成果によって、動物にも一種の社会(性)を持っているものがいるということがわかっています。

 んーん。“人”とは何者か。人間の定義は、動物と人間の違いは?

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