びっくりしました。
ショックでした。
でもそれで腑に落ちたこともありました。
何のことかと言うと、今日一斉に報道された普天間基地の名護市辺野古への移転のための海の埋め立てに、名護漁業協同組合がその臨時総会で埋め立て同意の決議をしたということについてです。
漁業を生業としている人が、その魚を取る権利を一時の保証金と引き換えに手放してしまうなんて絶対しない方がいいと思います。
せっかく自分の手に持っている生活の糧を、そりゃ普通の生活ではなかなかお目にかかれない金額を手にできるかもしれないけれど売り渡してしまうなんて、将来的には絶対後悔すると思います。そういうようにして手に入れたお金は結局身に付かないと思います。
宝石を出してくれるロバ、金の卵を産む鶏を一時の迷いで殺してしまっては取り返しがつかないのですから。
でも、肝心の地元がこういう状態と言うのはよくないなぁ。
腑に落ちたというのはこういうこと。
座り込みのテントが埋め立てがもくろまられている浜から離れたところにあったというのも不思議で「へぇー」と言う気がしました。
説明を受けたテントから浜辺まで歩いていく道すがら。
狭いわけじゃないんだけどみんなが一斉にだったから車道にはみ出して歩く人もいました。そしたら「車道は歩かないでください。必ず歩道だけ歩いてください。」と結構きっぱりと注意されたのです。
確かに人は歩道 車は車道と決まってはいますけれど、車なんて1台も走ってこないんです。人通りすらないんですよ。
そんなに強く言わなくても、となんだか変な感じがした覚えがあります。
それが、実は地元・人にいろんな事情があったからだったんだと納得したという次第なんです。
そりゃ、どこでもどんな時でもいろんな考え方、立場の人がいるだろうことはわかります。
他の県よりも失業率の高い沖縄県。そういうこともあってこの度補償金をもらおうとしたのかもしれませんねぇ。
でも、巻の原発問題の時もおんなじですよ。
(原発を)作りさえすればほっておいても街が 生活がよくなるなんてことは絶対ありません。かえって双方が双方を制約することになってしまって発展なんかしないんですよ。
辺野古の浜を後にして走り出したバスから臨む、整然と並ぶ家々
広い道に人の姿はありませんでした。
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