2014年1月30日木曜日

1-17-7 久しぶりの新潟


新潟はやはり空気感と言うか、湿り気が独特かなぁ。
私は好きだなぁ、新潟に帰ってきたと言う感じがします。
 
いくらなんでも新潟は寒いだろうなぁと思って、列車を降りる前にチョッキを羽織ってみたものの、ここでも寒さを感じません。
雪は駅の屋根やホーム、線路脇を見てみても積もっているというよりは残っていると言った感じ。
こんな雪の様子では、ケニアに立つ前に一度ひどい どか雪 で苦しめられたのはあったけど、一冬通してみれば結局暖冬ということになるのでしょうか。改めて地球温暖化のことを思います。
(休み開けに職場で聞いたら、前の週に一度すごく雪が降った時があったとのこと)
 
時は12時を回りとっくに最終バスは行ってしまっているので、タクシーで職場駐車場に停めてきた車のところに向かいます。
朝晩のラッシュ時にはいっぱいの車で渋滞する路も、今は人通りはもちろん、タクシーでさえもポツポツといった感じ。なんか賑わいがないなぁ。

2014年1月26日日曜日

2014最初の映画は 「かぐや姫の物語」「ジャッジ」


年末年始にかかる話題作・ 大作の上映が変わり始めたこの時期に、ようやく劇場まで映画を観に行ってきました。

観た作品は、いずれも当初観るつもりのなかった「ジャッジ」と「かぐや姫の物語」。

いろいろ目を通していたら「ジャッジ」の評判が思いのほかよく、一つドタバタもので笑ってみるかと思い出かけることにしました。

そしたら上映時間が、仕事帰りに直接寄るにはずいぶん空いていて、その間になにかもう一本観られないかなと列車時刻表よろしく上映時間のスケージュール表を見てみたら「かぐや姫の物語」がちょうどはまったのでそちらを観てから「ジャッジ」に臨むことに。

「かぐや姫の物語」は、紹介の仕方が高畑勲監督がいかに長い年月をかけて構想を練り制作に心血を費やしてきたか、技術的にいかに苦労したか、他の作品と異なっているか…等々ばかりが目についてどうも今一歩踏み出せないでいた作品でした。どういう、作品なのかストーリー展開なのかなどが私には見えてこなくて今一つ行く気になれずにいた作品でした。

ところがふたを開けてみたらこれがよかったんです。

絵の感じは確かに輪郭線で領域を示すCGの作り方とは違っていました。色付けなどはほんとに大変だったろうなぁ。

背景、特に風景は墨彩画の趣。一幅の絵を観るようで好感を持てましたし、自然、野山を目の前にした時、ほんとに「あぁこんなふうに感じるよなぁ」と思いました。

ふざけているわけではないんだけど一見わざと手を抜いているかのような書き方雰囲気の変え方は同監督の「平成狸合戦ポンポコ」の描き方乗りの調子。ほんとは深刻なんだけど、だからわざとこんな調子にしました、というような感じで、登場人物の表情、描き方は意図的にデフォルメして軽く描いていたり、内面描写・心がよくわかるように描き方分けていました。

幼少のころのかぐや姫の表情はそのしぐさもかわいく、そうそう赤ん坊はあんなだよなぁとほほえましく。時にはきついこともある子ども同士の関係もよく描き出され、都に出てからの心の動きにも伏線としてよぉく描かれていましたし、都に出てからの、才知感じさせる表情もよく描かれていました。

もう少し時間をかけないと私の言葉で言い表しきれない感じだけれど、テーマ、やりたいことに一本筋の通っていた作品だと思いました。全体を通して、何を、どのように描くか、しっかりした作品に出来上がっていたと思います。

ひょんな事から、思いがけず観ることになった幸運を感謝する作品になっていたと思います。

 

「ジャッジ」のほうは、意外なほどストレートでまじめな作品。

もちろん笑いを取るような所はありました。けど、もう少しあく強く演じていたら、突っ込んでいたら、テンポが違ったらと思う感じで、印象としてドタバタものには思えませんでした。
 期待していた笑いというより、グッとくる感じかな。

劇中、特に後半結構長回しで演説(台詞)を言うシーンを観て、言ってること・言いたいことがダメではないんだけど、話かた伝え方としての演説の技術がどうもねぇ。

映画としての演出もあるのかもしれないけど、間合いと言うかテンポが悪いんですよ。

日本人は演説がうまくない人種なんだなぁと改めて思いました。

2014年1月23日木曜日

家から出るだけの気力がなくて こもって映画だけ観ている理由


やっと金曜の夜が来ました。

連休だった休み開け付で異動でした。

私自身希望を出していたこととはいえこんなに突然とは思ってもみませんでした。

 

今度のところは以前から知っている所。

ここだって何にもないことはないだろうけれど何かホッとします。

 

このところ何年も“生活”のことを思えばやめられないでも体のことを考えれば無理をしないでやめた方がいいのかなとずっと揺れていました。

 

この度の異動をきっかけにこの先の区切りでやめることに決めました。

何のことはない、あっけなく決まったわけです。

 

 

通勤の時間は少し伸びて 一時間と20分ほど。

朝をこれまでよりも少し早めないとダメなようです。

でも、夜はよく眠れるようになるのかな。

 

この先の生活()のことを考えると頭が痛みます。

 この様子はたとえるならば、だんだん水位の上がってくる逃げ出すことのできない小部屋でつま先立ちして顎を上げようやくのことで息継ぎしている、そんな感じかな。

 

頼めばまた別の道、選択肢もあったと思います。でもこの先の不安はあるものの一度決めた後では今更そんな気にもなれませんでした。

 

 

追伸  
 ところで、昨年12月から何もやる気が起きなくて仕事の日以外は引きこもり状態です。映画ばかり観ていました。

 ある人から「あなたがいると雰囲気が悪くなる」と言われたのです。事は、私はそんなつもりはなかったのに、と言うところにあるんです。

私の方にそんなつもりはなかったとしても、相手がそう感じたならばそれはそれなわけで。

そんなつもりじゃなかったのに雰囲気を悪くしていた。と言うことは別の時、別の処でも雰囲気を悪くしているのじゃないかと、集りに行く、人前に出る参加するのが怖くなったんです。

これも 身から出たさび と言うわけだけれど、それで、自宅にこもって映画ばかり観ていました。

 
2014.1.17

2014年1月22日水曜日

名護市長選  民意は平和


この度の沖縄・名護市長選はほんとによかった。

新基地建設反対の人たちの勝利を遠く離れたこの地で祈っていました。

本来、世界で一番危険な基地とも言われる普天間基地返還はそれでまず行うべきもの。

年末の仲井間知事の埋め立て申請受入れ。一段と暴走の速度を上げている安倍政府のさらなる圧力の中での市長選でしたから尚更です。

 

けれど新基地建設をもくろむグループは結果を無視し、逆なでしてさっそく環境調査事業者選定に移っています。

選挙結果、勝ってたらこれが民意だ!と一段と“民意”を聞かずに強引に進めていたことでしょう。でも今回推進を訴えた候補は落選。そしたら今度はこの選挙結果がすべてではないと言い出しています。

国の成り立ちの根幹をなす憲法もなし崩し的に自分に都合のいいように解釈してしまっているグループとは言え、これまで何度も何度も新基地反対と言っているのに、そのたびに丁寧に説明し理解してもらうの一点張り。すでに何度もいらないと言っているのに聞く耳持たないから・元々相手の気持ちをよく聴いてからなんて思っていないんだからこういう都合のいい解釈をして、強引に進めていると言うことですね。

 

基地があって栄えるなら沖縄は日本の中で一番栄てきたはずです。

それを、新たな基地の建設反対を訴えている市長はこの4年だけ、それ以外は容認か推進がずっと続いてきた名護市で「発展してこなかったのは基地に反対するからだ」と言うのもおかしな話だと思いますよ。

それを、まさに降ってわいた政府・自民党からの「500億でいろんなものを建設して中心市街地ににぎわいを」と話しだしたんですからあきれますよね。

 

 これまでの他所での同様のケース、私自身の経験から言ってもそこが栄えるかどうかは降ってわいた大金ではなく自分たちがいかに地元を愛し相談し力を合わせられるかどうかです。だから賛成反対に別れバラバラでは発展するわけもないのです。

 

大金を持ったことのない人間が、いきなり大金を持たされても人生がおかしくなるだけです。

一時の大金に目のくらんだ人たちは 思考停止している と思います。

 

2014年1月19日日曜日

自分のことは棚に上げて タラレバ でT F K a のこと   追伸



逆説的な言い方だけどTには感謝しています。

失うものがあってこそ得るものもある。

 

実際失ったものはあまりに大きく、希っても再び得ることのできないものばかりですけれど。

 

その後新たに始めた事も以前のものが復活した事も、Tと別れたからこそ得たものだと思っています。

感謝しています。

ソチ・オリンピック 各国首脳と異なる対応をした日本・安倍首相


過去における政治的なボイコットの事は覚えていますけど、たとえ普段争っていてもオリンピックの時は…と思っている私。
この度のソチ・オリンピックにオバマ大統領を始めヨーロッパの国々の首脳も出席しないとの報道を見聞きして、今回は何が理由なのかいろいろ注目していました。

そして、この度の事に関してはロシア・プーチン大統領の、同性愛()に関する法律の施行が起因と言うことがわかってきました。個人の趣味嗜好、個人の選択の自由、ひいては人権・民主主義の問題、だからと言うことがわかってきました。

ロシア、プーチン大統領に関してはそれ以前からの諸問題(民主主義)もありましたしね。

 

そこへきてこの度の安倍首相のソチオリンピック行、そしてプーチン大統領との会談との報。

なんでこのタイミングで抜け駆けとしかとられない行動、一体何を考えているのかと思いました。

 

でも考えてみれば、いつまでも従軍慰安婦、人権侵害を認めない安倍さんの事でしたものね。

結局この度の安倍さんの選択は、“人権”に関しての認識・対応が表出させたことだったと言うことだとわかりました。

日本とロシアとの間の北方領土の問題などがあるからと言うことのようですがどうにも違和感がぬぐえません。

2014年1月13日月曜日

2013年劇場鑑賞映画 8・9・10・11・12


9

28「天使の分け前」 ウインド

  自由なようで、実は固定されてしまっている社会の中の“階級” チャンスはあるようで閉塞、限られている。その限られたチャンスに巡り合った時どうするか、十字路。

 そこを描きたかったのかどうかははっきりしないけど、いろいろな見方ができる作品。

29「マシンガンプリーチャー」 アジア映画祭

  以前見逃していた作品。今の日本の感覚では牧師がマシンガンなんてと思うかもしれない。だからと言っていいこととは思わないけれど、マシンガンさえも使わなければならない現実がある事も事実。

  一面ではその“使命感”が走り出す、暴走した時の狂気が怖かった作品。

10

30「グルーミニオン」 ユナイテッド

  実写では出せない魅力を出していました。これも家族とか友情とかあきらめないというテーマが感じられました。

11

31「沖縄」→標的の村 クロスパル9の会

  地方のテレビ局がある意味執念で生み出した作品。ほんとに今がせめぎ合いの剣が峰なんだなぁと実感します。

32「タイピスト」 ユナイテッド

  これはよかった。なんとヒロインのキュートでかわいいことか。

 絵も話も楽しめました。素敵な作品。

出ている人たちも、デティルも素敵。BLが出たらぜひほしい作品。

33「大統領の料理人」 南

  実に見応えのある一本。カトリーヌ・フロ がまたまた素敵でした。

 いろいろ含蓄を感じた作品。

34「すべては君に逢えたから」 ユナイテッド

  「ラブ・アクチュァリー」のリメイクですね。

 悪くはないんだけど、奥行きといいいろいろ違いを感じました。

12

35「ニューヨークバークドルフ魔法のデパート」 ユナイテッド

  目の保養をしに行きました。確かに色彩の光もいいんだけど、映画としてはどうだったのかなぁ。いろいろな意味で不完全燃焼。

36「ゼログラビティ」 西

  サンドラ・ブロックを再評価しました。映画製作の技術的な面でも敬服しました。

久しぶりの見応えある作品。

37「プレーンズ」 ユナイテッド

  年最後だから明るく締めたいなぁと思って観に行きました。

  カーズと似通ったところがたくさん。でも深まりは今一つ

2013年劇場鑑賞映画 5・6・7

5
15「バチェロレッテ」 西
  “結婚”を通して文化、風習の違いを感じました。今一つ楽しみきれませんでした。
16「王になった男」 西
  韓流作品を楽しみに行きました。いつもながら楽しみそしてグッとさせられました。
6
17「ハッシュパピー バスタブ島の少女」
  いろいろ評判になっていた作品。想像、期待とは少し趣が違っていました。
  物語の始まり変わっていく時は、川だったり橋だったり峠だったりなんだなぁと改めて思いました。
18「はじまりのみち」 南
  木下慶介監督の若かりし頃の映画化。いろいろ話題の「陸軍」のシーンもいつもより長く観ることができたし、時代やきもちの動きが多少なりともわかりました。
  木下監督はもっともっと評価されることを願っています。
19「私は王である」 ユナイテッド
  これも裏切ることなく楽しませグッとさせてくれました。豪華ですよね。
20「フェニックス約束の歌」 西
  これも韓国映画。実話が基になっているそうです。順当な展開。だけど最後は涙涙。いい出来でした。
21「旅立ちの島唄 15の春」 西
  沖縄の抱える事情の一つ、高校になったら親元を離れ沖縄本島に行かなければならないから生まれたストーリー。そこから生まれる家族の擦れ違い、子を想う気持ち親を思う子どものいじらしい気持ち、守り引き継がれる文化・伝統。
 大作ではないけれど清々しい気持ちになれた作品。
22「カルテット 人生のオペラ」 南
  このところこういう作品が増えてきたように感じます。でもお年寄りがんばれ!
7
23「アンコール」 ユナイテッド
  これもお年寄りが主人公の作品。仕事をリタイアした人たちの元気さ、無くしていないエネルギー、みんな生きてるなぁ。魅力的。
  テレンス・スタンプ、風貌は「イギリスから来た男」のころからもうこんな感じだったように思うけど相変わらずかっこいい。
24「モネゲーム」 ユナイテッド
  主演コリン・ファース。「英国王のスピーチ」よりは良かったけど、あまりはまり役とも思えませんでした。筋立ては違うけど「おしゃれ泥棒」をイメージして行ったんだけど今一つでしたね。
25「ハングオーバー」 西
  シリーズ物。スケールも含めて凄いと言うか酷いと言うか。面白い(楽しい)のは好きだけど、これは違いすぎかな。
8
26「ブルーアンブレラ」 西
  短編 雨の日、赤い傘と青い傘の出会い。思わず応援してしまう、ほのぼのホッとする作品。
27「モンスターズ ユニバーシティ」 西
  人気アニメーションの続編。時間軸では前作の前に位置するもの。アニメという手法を取ることによって私がいつも言うテーマ・訴えがよりストレートに。

2013年劇場鑑賞映画 3・4月


3

7「ルビー・スパークス」 ユナイテッド

  何でも言うことを聞いてくれるかわいい女性が目の前に現れたら何とも幸運なこと、と最初は思うかもしれない。でも一人の独立した人間ではなく、こちらの命じたままにしか動かない、つのるイライラ感、女性の苦しみ。 途中からは見ているのもつらくなりました。最後の最後はちょっと救われたけど

8「カラカラ」ユナイテッド

  観てから気づいた因縁のある監督の作品。日本、そして切り口として女性を扱っていて、その扱い方 作品の出来に以前より進展あり。

  人生の後半に入り始めた大人()が自分・自信(男も女も)を取り戻して行くところに好感を持ちました。前の年に実際沖縄に行った時のことを思い出しました。

9「マリーゴールドホテルで会いましょう」 ユナイテッド

  元気な大人の女性が頼もしい。いろんな人生、生き方がある(あってもいい)と思いました。

107デイズインキューバ」 ウインド

  私としては久しぶりの“キューバ”物。キューバをオムニバスで描きます。

11「オズ始まりの戦い」 ユナイテッド

  オズと言えばやっぱり「オズの魔法使い」だけど、どういう関係にあるの?と思いながら、一番は予告で観たミシェル・ウイリアムスと陶器の少女が素敵だったのがきっかけで観に行きました。 勇気と知恵そして友情の大切さを再認識しました。

4

12「世界に一つのプレイブック」 ユナイテッド

  大事な人を、それも突然失ってどうしようもなく戸惑う様。

失った時の対応のスケールの違いに文化の違いまで感じてしまう作品。

失うのは辛いこと、避けられるものならと思います。でもあそこまで一気に失えたら再出発もありなのかな。

13「リンカーン」 ユナイテッド

  もちろん映画製作の関係で脚色はあったんでしょうけど、こんな一面、こんな史実があったのかと初めて知ることがたくさんありました。

  リンカーンのなしたこと、南北戦争、そして有名な宣言、すべてが簡単に思いつき簡単に成し遂げられたことではなかったと納得できました。

14「ラスト・スタンド」 西

  確かに顔・体つきは若くはないけどやっぱりシュワルツネッガーは強いわ。

  展開は常套。ちょっと苦しいところもあったけど、でも見ている時は楽しめました。