2014年6月14日土曜日

日本人だからではなくて ほんとは自分の言うことを聞く人だけ助けます なんでしょ


この間の推移を知らない人には唐突な話し()だとは思いますが…

 “進んだ”理念が形になった憲法9条=平和憲法を、アメリカ(合衆国)の押しつけだとして変えようとする企て(それで喜んでくれるのはアメリカ合衆国という摩訶不思議さになぜ思いが至らないのか)が憲法改定の規定によってうまくいかないものだから、まずそこをと96条に手を付けようとしたら憲法改定を主張する人たちからも総スカンを食ってしまい、どうにもならなくなったものだから今度は勝手に“解釈”を変えることでこれまで歴代の内閣が否定してきた“集団的”自衛権を導入して破壊と人殺しに他ならない戦争をできるようにしてしまおうとしています。

そんな企てに対して、未来永劫続くわけでもない一内閣の勝手な憲法解釈で日本を戦争する国にしてしまってはいけないと異を唱える人の数と勢いは一段と拡大し、さすがに連立している政党も難色を示したものだから「集団的自衛権は日本国民が危険な時にその身を守るためだけに行使する」それは以下の事例の時だけだと言って15とか5とか3つだとか例を出してきましたが、だいたい戦争はそんな想定に当てはまることばかりではないと思います。まさに想定外、予想だにできない最たるものの一つではないのでしょうか。それに一度集団的自衛権を選択しておいていざとなったら「今回は出ません」なんてことは通らないでしょ。

「日本人を守るため」という言い訳に対して強く言いたい。

以前、イラク戦争の時に武装勢力の人質となった高遠菜穂子さん達を自己責任と言って先頭になって叩いたのは日本の政府だったじゃないの。要するに“日本人を助ける”なんてのはこのたびの批判に対してそう言っているだけで、実際のところは日本人だからではなくて“自分の意に従う人間だけ”というのが本当のところだとしか思えません。

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