2014年6月9日月曜日

おさまらない気持ち  いかんなぁ


100歳になろうとする、7人兄弟・姉妹の父の一番上になるおばさんが昔々に言っていました。 面白くないことがあった時は自分あてに手紙を書く、と。

おばさんは戦争でお寺の方丈さまである夫を亡くし実家に一時身を寄せたのち、一人息子、私から見れば従兄を残し小さなホテルの住込み管理人の職を得て引っ越していきました。

結婚前の実家、そして方丈さまの奥様としてそれまで何の不自由なく暮らしていた生活から一変して、それまでにしたことのない()苦労もたくさんあったのだと思います。時には落ち込み、時には抑えられない感情にとらわれたときもあったと思います。そんな時、自分あてに(封書)を書いたそうです。感情的に殴るように書いたこともあったかもしれません。書くということで一呼吸、いくらかでも落ち着くことができたのかもしれません。書き終えた便箋を封筒に収め封をし投函する。一日二日後にその自分あてに出した手紙が届けられる。開封し目を通す。それでもおさまらなければ次を考えると言っていました。

話を訊いてくれたであろう最愛の夫を亡くし激変した環境の中で生き、子どもを育てていかなければならなかった戦争未亡人の知恵だったのでしょう。

 

 

忙しくしていた一日でした。朝9時過ぎに電話(携帯)が入っていたのですが、その時間も昼時もチェックする間がなく過ぎ、夕方になって始めて気づきました。「遅くなりまして…」とかけなおしたら「今頃 」と言われました。朝のうちの電話に対してなのは事実なので謝りながら事情を話すものの収まらない模様。

要件は日程についてでした。「上旬中旬下旬のいつがいいですか?こちらとしては下旬であればいつでもいいです。」 ということだったので私は27日と伝えました。そしたら突然声を荒げだして「人のことを考えていない!」と叫びだしたのです。私は日にちの打ち合わせの過程でいつがいいかと問われたから27日と言ったのであって、その日が都合悪いならそう言ってくれればいいのに 変えればいいだけのことなのに、どうしてこうゆうふうになるのかわからず困惑しながら「じやぁいつならいいんですか?」と言っても一向に収まる様子がありません。「相手の都合を考えない人間だということ自分で分かっていますか!とまで言われてしまいました。そうまで言いますかと思いました。こういう打撃的な言い方はするもんじゃないと思います。

「いつも出ませんよね」と言ったので伏線として、朝私が携帯に出なかったからというのがあることがわかりました。

電話というのは不思議なもので鳴ると条件反射で取ってしまいます。これまで出られるときは何時も出ていました。でも出られないときもあります。で印象に残るのはその出られなかった時のこと。それをもって「いつも出ない!」と言い切られては私の方だって「出られないときだってあります」と言いたくもなるというもの。私に対して、人の都合を考えていないというけど、かけられた相手の都合のことはどうなのと思ってしまいます。自分(の都合)がかけたとき時相手が出なかったら「今都合が悪くて出られないんだなぁ」となぜ考えられないのか。

それに、相手のことを見下し軽んじバカにしているからあんな話し方になるんだなぁ、そうでもなければあんな話し方にはならないはずだと思います。

 

興奮したまま 気持ちが高ぶったままではいけないと思いおばさんの知恵に学び少し時を置いたのですが、こう書いていてまたその時のことを思い出してしまいました。

いかんなぁ

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