2010年7月19日月曜日

青ナイル白ナイルそしてレッドリバー


 カメルーンの男性が“レッド・リバー”と言って指さした先には確かに渓谷を蛇行する赤い川筋が見えました。
 青ナイルとか白ナイルとかゆう言い方もあるので、赤いのもあるのかなと思ってしばらく見ていました。
 時々 ガタガタッと機体が音を立て“ポーンッ”という音と共にシートベルト着用ランプが点灯したりはしましたが、おおむね天気も飛行も良好。
今度は窓の外、空を指さして何か言うから「クラウド!?」と言うとうなずいていました。指さす先には、飛行機に並んで綿菓子のような白雲が浮いていました。日本には、お祭りの時ちょうどあんな感じの“綿アメ“というお菓子があるんですよと、と言おうと思ったが言葉が出てこなかった。
 またレッド・リバーと言う。でもどうも川の名前ではなくて、水の色そのものをいっているような感じだ。確かにこの高さからだと赤茶色の川水に感じられるけれど、正確には渓谷を刻み込んでいる山々全体が赤茶色と言った方があっているかもしれない。
 本当のところは、今がエチオピア上空なら“青ナイル”、もうケニアに入っているとしたらオモ川かもしれない。

 ナイロビまで30分というアナウンスが流れた。いよいよだ。
スムーズにと言うよりは、段階的に高度を下げている。言うなればスーッガクンスーッガクンという感じかな。
 地上の建物もだんだん見えてきた。
上空から見るケニアの地は思いのほか緑が多く、考えてみれば根拠なく思いこんでいたわけだったんですがイメージがはずれました。
それにしても緑が多い。今のご時世良いことなんだろうけど、イメージは大はずれ。

 入国カードが配られてきた。えッ!それも大小二種類。そのどちらの書式も、旅行会社のパンフにあった記入例とは違っている。
でもまあ、単語を拾い読みするレベルだけれど記入した。
前の席にいた同じツアーの人も困っていたらしく聞いてきた。
通路に身を乗り出しながら説明するのだが、エンジン音がじゃまをしてなかなかことが進まない。
仕方ないから、相変わらずあまり人様に見せるような字ではないのだが丸ごと手渡してみてもらうこととする。

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