弁護士の宇都宮健児さんの講演を初めて肉声で聞いてきました。(第60回新潟県母親大会 9月21日 新潟テルサ)
サラ金問題や年越しテント村の活動、みんなに押されて東京都知事選への出馬をしてきた人が、こんな優しい口調、穏やかな話し方をする人だったのかと少し変な感覚でした。もっとはきはき強い話し方、声・口調の人だとばかり何の根拠もなく勝手に思っていました。
話し方がそんな風なうえに、内容的にも盛り上げたり人を笑わすようなものではありませんでした。実際にはいろんな体験をしていていろんな引き出し・話題があるんだろうけど、職業柄言えない・言わなかったというのが本当のところかもしれませんが。
それに主催者側とどちらが決めたのかわかりませんが、当日の演題が「貧困なくし、憲法生かして、だれもが安心して生きられる社会を」-子どもも、若者も、高齢者も、男も、女も-
話の内容・項目を羅列しますと。憲法問題、手続きを無視して“解釈変更”で集団的自衛権の立場に国の姿勢を大きく変えてしまったこと。 武器輸出を解禁したこと。民意を無視して特定秘密保護法を通し、沖縄基地問題
辺野古も強引に進めていること。教育の問題。教育委員会、教科書、学費・奨学金問題。TPPへの参加。大企業に手厚い優遇税制・制度。大企業が世界で一番活動しやすい国造り。国家戦略特区 新自由主義的規制緩和政策。雇用問題・正社員の減少 残業代ゼロ制度。 貧困・生活格差の拡大。消費税増税。社会保障の改悪、医療・年金・介護制度改悪。東日本大震災・福島第1原発事故。エネルギー問題・原発再稼働 原発輸出。
これで面白く話せと言われてもねぇ。みんな大事なことではあるけれど。
唯一会場がわいたのは「こんなことばかりしている安倍さんが唯一してくれた好いことは、やっていることがあまりにもひどいので社会・政治 憲法にみんなが関心を持つようになったこと」と言った時でした。
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