ピアニスト 小川典子さんの受けている 作曲家の印象
・ドビュッシー
ドビュッシー作品の音の変化や色彩感、きれいな音色を探すようなスタイルにひかれます。彼以前のロマン派は人間の渦巻く感情を吐露するような音楽でしたが、そこから放たれて色とりどりのあめ玉がぱっと飛び出したイメージですね。
・シューマン
ドビュッシーの対極がシューマンで、彼は音楽の泥沼から出られない。でも弾いていると心にグッときて泣きそうになります。
・ベートーベン
腕をつかんで、“俺の話を聴け”と主張しているようです。
・モーツアルト
どんなに辛いことがあっても、その心模様を見せない。でも、長調の展開部で短調が顔を出したときに真実が見える。
・ショパン
冷静で、音楽を知り尽くしている。
第2回ノリコズ・デー(9月13日 ミューザ川崎シンフォニーホール) を紹介する新聞インタビュー記事より抜粋
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