2014年9月12日金曜日

「なくそテ原発 柏崎大集会」 (8月24日) 2/2



柏崎刈羽原発の再稼働差し止め訴訟の弁護団の人から裁判の現状と大飯原発再稼働差し止め判決の意義の解説をはじめ参加各団体から活動報告がありました。幾人かのあいさつそして講演の中からいくつかを羅列的に

・柏崎が元気のないのは原発が稼働していないからだという人がいるが、福島の現状を見ても同じことが言えるのだろうか。

・原発の寿命は4050年。原発依存になって、自分たちの町 生活のことをどうしていこうかということを考えなくなっているんじゃないか。 → 巻町の時と全く同じパターン

・避難訓練をしたが、道路・避難手段が原因で避難できなかった。時間的に避難できなかった。この避難訓練を受けての知事会見では12時間かかったと話されている。

 

元国会福島原発事故調査委員会 崎山比早子 「終わらない福島原発事故と放射能 国会事故調査で分かったこと」

・作業している人のきている物はタイベックスという。 放射能を防ぐ機能はなくごみの付着を防ぐもの。→ エェーッ そうなの! 「ずいぶん身軽になったんだなぁ」と感心していたくらいなのに。

・第1原発の汚染水対策。 史上最大の無駄遣いではないかという論評がニューヨークタイムスに乗った。

・現在行われている除染は“除”ではなく移染。

・ヨウ素剤の扱い。 現在の手順では、事故発生後に住民に配布され、改めて服用指示が出される流れになっているが、過酷事故の時の想定がなされていず機能していない。

・被爆時の医療機関の能力。 4次医療機関として現在日本には広島と放医研に合わせて20ベッドがある。(これだけ!) 3次医療機関。福島の場合を見てみると、福島第1原発事故の時は避難指示の10㎞圏にその6割が入ってしまった。新潟の場合はどうですか。

・「低線量放射線・100mSv以下はがんなどの病気になるという証拠はない」→ はっきりしていないから有害でないとは言い切れない。あるのは精神的な悪影響なんて言うのは論外。

・広島・長崎の研究(原爆被爆者寿命調査)から、発がん率が変わらないしきい値は被爆線量が0の時だけ。 ICRP・国際放射線防護委員会をはじめとする国際機関では(割合の大小は変わってくるけど。) 「放射線に安全量はなく、リスクは蓄積する。」が合意事項となっている。

・放射線は大きなエネルギーを持つので体を貫通し、体の設計図であるDNAに複雑な傷をつける。60兆個の細胞の中の一個の細胞にDNA損傷が起こるだけでも、その細胞は分裂により増えていくので その影響・リスクは増えていく。

・防護レベルを上げる=被爆線量が下がる→社会的コストが上がる

低線量放射線のリスクを不明=無しとするのは、科学的根拠に基づくものではなく、核開発・原発を推進するための社会的・経済的・政治的な圧力によるもの。何ミリならということは、安全・健康の問題ではなくて社会的・経済的な問題。

・電事連・電気事業者連合会は、電力会社にとっての最大のリスク=原発の長期停止を避けるため規制基準の緩和を働きかけ成功してしまった。  規制委委員の国際放射線防護委員会(ICRP)への参加旅費を支払うなどの便宜を図っている、との関係

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