例年ならお正月、松の内に何度か劇場に足を運んでいたのに、今年は一月も月末になつてやっと劇場に出かけました。ここ何年も続けていた毎月一回以上大きいスクリーンで映画を観るというのが途切れるかとはらはらしましたが。
今年最初の一本は「明日のパスタはアルデンテ」。
この作品。イタリア、それも南部を舞台にした作品なのに同様の背景の作品とは少し趣が異なっていました。
パンフを見たらトルコ出身の監督とのこと。たぶんに影響があったんでしょうね。
悪くはないんだけどあえておすすめというほどでもないかな。
この一本目を観た後はすぐ2本目を観ることができました。まるで大記録目前の足踏みからやっと解放されたかのように。
大げさだけど。
次に観た映画は「がんばっぺ フラガール」
3・11で大きな被害を受けた福島県いわき市にあるスパ・リゾート・ハワイアンズ、そしてそこに関わる人たちのことを追ったドキュメンタリー作品です。
施設が受けた甚大な被害。それでもホテル棟を使って受け入れた地震と津波の被災者。復旧に向けての努力。その間のフラガールたちの生活。
地震・津波の被害はこんなにひどかったのか、原発はこんなに身近なところに立地していたのか・・・
その後の復旧・復興の遅々として進まないことを考えると“原発さえなければ”と強く思います。
この作品は、観て楽しいという作品ではありませんが、どんな被害を受けてどう立ち上がってきたのかをあらゆる立場・視点・手段で記録していく位置づけには充分なっていたと思います。
自分たちの踊りを披露する場を奪い去られた彼女たちが、それでもへこたれず練習を再会、全国キャラバンに出かけて行きます。
そうして仮とはいえ、再び舞台の上にたったときの晴れやかな表情。こみ上げる想い。
私も舞台の経験があるからよぉくわかります。私もともに涙しました。
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