2013年10月20日日曜日

大島博光記念館玄関で感じた“既視感”  反省してます1/2

 
長野市 松代の大島博光記念館で今月末までの会期で行われている「チリのキルト=アルピジェラに出会う」に行ってきました。

このアルピジェラ展についてはいろいろな思いがあるので改めてまとめるとして、今日はこちら“落ち着く距離”

 

 町中心部から離れているからこその思いのほか広い前庭・駐車場に車を止め、12段上がっているアルピジェラ展が開催されている大島博光記念館敷地に足を踏み入れた途端。玄関先で鉢を動かしていた人にまず声をかけられ、玄関で靴を脱ぎかけた時にまた別の人から「はっこー(ひたしい人は博光・ひろみつ をはっこーさんと呼びます)をご覧になりに来たんですか?」と声をかけられました。

 私が「チリのアルピジェラを観に来たんです」と答えると「なら、ちょうどいま館長が説明をしていますから急いでどうぞ」と言ってくれる。

 いずれも好意で言ってくれているというのはその表情 声の調子 雰囲気ではっきり感じました。

ただ私の方は、着いたばかりでまだ落ち着かないタイミングで声をかけられたもんだから、いきなりぐっと近づいてきてグッと踏み込まれ手を握られたようでドキリとして身構えてしまいました。

せっかく声をかけてくれたのにきっと無愛想な対応をしているんだろうなぁと思います。

 

 一息ついて少し落ち着いたときにハッと気づきました。この感じ、ちょうどこのやり取り前にも見たことがある?!と。

 

 この既視感、わかりましたよ。

 実は、広域合併で長岡市になったとは言うものの、海岸線に沿って柏崎を目指す国道と、新潟県第2の内陸部中核都市の長岡から柏崎の海を目指す国道を、峠経由でつなぐ山道。その峠道からさらに山の方にはいったところの集落にある雲雀舎に行った時にこれと全く同じやり取りがあったんです。 

これはどういうことなんだろう、何か共通してる?と考えてみました。

 

この人たちは精神的に“豊かな生活”ゆったりとした生活リズムを持っている人たちだと思いました。(経済的にも不自然なほどにたくさんはないと思うけど、足りるだけはある人ではないかと思いますけど。)

同じ業種? 文化関連、この場合は様々な創作作品の展示館。

そして規模も。営利を目的とした企業やお店とは違う。美術館としても決して大きくはない。 どちらも小さいと言えば小さい“美術館”

集う人たちがどちらもとても人懐っこい。

雲雀舎は幾度か鑑賞に行ったけれど、何時も声をかけてくれ気遣ってくれる。

とてもひたしく。 

 雲雀舎を主催している御夫婦そして集う人達、大島博光記念館の運営にかかわる人達。 この人たちのこの“距離感”はどう。

0 件のコメント: