2010年9月4日土曜日

1-10-7.2 サイデアフラハのお昼 ウガリについて


 ウガリ作りを体験させてもらいました。
七輪(炭使用)に掛けた鍋でまずお湯を沸かし、そこに白い種類のトウモロコシの粉を入れ、いっきに こね そして混ぜました。
 焦げないように いっき にしないとだめなんですがこれが結構大変でした。トウモロコシの粉がウガリに変わるにつれてこねるしゃもじが重くなってきて、難しくはないんだけど大変でした。脇で見ていてもそうだったんでしょうね、ママさんに笑われてしまいました。
 ウガリ作りに平行して、外の かまど(薪使用)では大鍋で、最初ほうれん草かと思ったケールを細かく刻んだ“スクマ”というものとジャガイモをさいころ状に切ったもの、そして豆を炒めていました。(ちなみに、ほうれん草はスクマチと言うのだそうです)

 この“ウガリ”、私、ケニアの伝統的な主食だと思っていました。今回のことに先だって少し調べて初めてわかったんですが、実はそうではなくて、植民地になってからのことのようです。
 元々は、自給していた いも類だったようですが、このウガリになってからはわざわざお金を出してウガリの材料のトウモロコシの粉を買わなくてはならなくなった。流通のシステムに組み込まれ、口も財布も押さえられてしまったということになるわけです。

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