2010年9月8日水曜日

1-10-9 幼児婚から逃れてきたヘレン

一番背の高い生徒がヘレン
食事の時、私の左隣にいたのはヘレンという7年生の女の子。


 他の子たちとは顔立ちが違うし、背が高い上にすごくスリム。で、歩く時の足の運びがゆったりゆったり。ちょうど、足が細くて長いキリンさんが歩く時みたい。

 このヘレン、後で話しを聞けば、幼児婚から逃れてストリートチルドレンになっていたマサイ出身の子でした。

 ちなみに、マサイの人と一段と肌の色の濃いルオ族の人は(その特徴で)すぐわかるようです。



 後日、マサイマラのエナイボルク村での夜の一時に(何でこの話題になったのか話の前後は忘れてしまいましたが)、失業率が40%と高いケニアで“明日は我が身”とゆうことで、地域・一族で助け合って生きているのに、幼児婚から逃れられたとはいっても、これから先一族の助けを一切受けられないわけだから、どうやって生きていくのだろう。どっちが幸福なんだろう、という話が出ました。

 ヘレンの人生において、ほんの一瞬関わっただけの私だけれど、これからの彼女の行く末を考えてしまいました。

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