かわいい娘が「会ってもらいたい人がいる」と連れてきた男性は父親から見てもしっかりした男性だった。父親は返事をためらいながら席を立ち、玄関に行って娘の連れてきた男性の靴を踏んづけてやった。
というような話しを昔耳にして、いつか私もそうしようとずっと心に決めていました。
が、突然の「入籍しました」メール。すべてが泡と消えてしまいました。
ま、実際のところ、いざそのような場面になったらどうしていたか。
そう思うと、私の知らないところで事がすべて進んでいたのは感謝すべきなのかもしれませんが。
でも、ブランデーの封を切るタイミングを逸したなぁー。
このブランディー。25年前にスペイン・フランス、当時はまだあった東ドイツの医療機関や自治体視察の時購入した物。
そのころはまだ、洋酒の税金も高くて、海外旅行に行く人はみな一人3本までと決められた免税枠を精一杯使い。その上たとえ3本以上になったとしても、日本では売っていない物だったり、お土産用にと、税金を払ってでもまだ安いと考えて、帰りの荷物で重たい目をしてでも買ったものでした。
私もその時、おみやげ用、ついでに自分用にと何本か買いました。
そのブランディー、日頃口にできない高級品、と、大事に大事にしていましたが、流石に飲みあげてしまいました。
でもこのブランディーだけは!といまだに封を切らずにとっておいた一本があるのです。それは、子どもの結婚式の時、集まってくれた人と共に挙げる祝杯用にと奮発して買ったバカラのブランディー。
ここまで取っておいたのに今更一人で封を切るわけにもと思いますし、完全に封を切るタイミングを逃してしまいましたね。
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