窓を打つ横殴りの雨。
細かく。けれど、通る音が切れることなく続く雨だれ。
遠くから。
風の塊が葉を落とした木々の頭を押し倒しながら、ゴーゥッ ビュッ と駆けて来て壁を撃ち もがり笛 をとどろかせ家を揺らす。
枕元の3っの目覚ましで朝が来ていることはわかるのだけれど、寒さに少しでもいいかと二重にしたカーテンで部屋の中の光はやわらかく、渇きをこらえてこのまま過ごせる朝。
恐怖を募らせる もがり笛と揺れが、寒さの中へ出て行く決断を先延ばしにする。
と、さけぶ鳥の声が短く一度。
この天候の、
外で羽だけで寒さに向かっているなんて・・・
鳥にも私にも がんばれがんばれ
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