2012年7月22日日曜日

(すでに)「日本は、ビキニ水爆実験の時に全土が被曝してしまった。」 2/3






 ところで、今になって(その後今になったから)やっと明らかになったことがたくさんあるのに何で早々の収束宣言だったのでしょうか。

 実際、収束宣言は出たけれど、その後を見ていてもどこが収束なんでしょうか。



 これまで“安全神話”を説く時によく持ち出されていたのが「自然界にも“自然放射能”があります。それと比較してもこんなに低い数値ですよ」。

 これを言われるといつも思ったのが、どちらかではなく、プラスでしょうが! だったけれど、実はその“もともとある自然界の放射能”と言われていたものにはすでにビキニをはじめとする核実験、チエルノブイリ・スリーマイルの人口放射能が含まれていたということだったわけです。



 アメリカ合衆国にかかわるからでしょうか。昨年のかなり早い時期に、海洋への放射能汚染の広がりがシュミレーションされています。

 それプラス この度、日経新聞(2012・7・1)の ‐ナゾ謎かがく‐ という囲み記事に「放射性物質 なぜ地球めぐる?」という表題で渡辺明・福島大学教授が日本気象学会で発表した「放射性物質がおよそ40日周期で地球を循環している」「高層の大気の流れに乗ったセシウムが地球を巡りつつ今も少しずつ地表に落ちてきている。」「1平方㍍当たりの降下量は昨年末ごろに日量400ベクレルを超えたことがある。1960年代の大気中核実験や86年のチェルノブイリ原発事故後のピーク(月間100ベクレル超)を上回った。」が掲載されていました。

 この度報告された、地球規模で拡散する放射能・大気汚染の事実のことは、(すでに)「日本は、ビキニ水爆実験の時に全土が被曝してしまった。」発言を裏付けていますね。



 そもそも福島原発から放出される放射能は止まっていません。

 最初の爆発的な規模ではないかもしれないけれどいまだに放射能は出続けている。

事故そのものも“収束”していないし、住民の避難生活は続いている …のです!


 こんなことばかり知ってしまうと正直重い気持ちになってしまうけれど、これまでにないスタイルの運動が大きく広まっている今の日本に私は決して希望を失ってはいません。

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