2011年10月5日水曜日

越の雫


 いただきものなんですが、久しぶりにイチジクを口にしました。


 カミキリ虫にやられて残念ながら枯れてしまったんですが、以前この家でもイチジクを楽しませてもらいました。

品種はマスイドーフィン。昔の日本イチジクを品種改良したもので今一番で回っているでしょうか。際だって個性というものはないかもしれないけど間違いのない食感です。

カミキリムシ  すごいんですよ。家のイチジクが枯れて、木肌が露出したときびっくりしました。穴に気づいていたし薬で防除していたんだけど、そんなものじゃなくて穴だらけ。そこまでとはぜんぜん気づきませんでした。ひどいもんでした、これじゃ枯れるよなぁと変なところで納得してしまいました。

 果実の収穫でもすごいんですよ。もう少しかなぁと思って様子を見ていていざ収穫!と手を伸ばすと見えない側がしっかりツツかれている。(鳥)頭がいいというか何というかその知恵には感心してしまいました。



 ところでこのたびもらったイチジクにはブランド名が付いています。「越の雫」と言うんです。

 私の住むところは柿も穫れます。名前もちゃんとあるんですよ、「越王柿」と言います。味もいいし、とてもおいしい柿です。

 ところが、同じ“平種なし”の種類なのに佐渡の「おけさ柿」の方が話題に上るんです。“佐渡おけさ”の方が通りがいいですものね。

 これも名前の妙と言うことでしょうね。

 話戻って、だからこのイチジクの“越の雫”は良いんじゃないでしょうか。



 昔実家にもイチジクの木が一本ありました。

 そのころはイチジクの木のある家というのはそう珍しくなくて、だから昨今のようにイチジクは買って食べるものと言う感覚がどうもピンときませんね。

 そうそう、そのイチジクの種類なんですけど近所のは後で思えば皮がどちらかと言えば赤黒くて熟すと口が割れてくる日本イチジクだったんだけど、実家のだけは種類が違ったんです。果実も大きいものだと3から4倍くらいに大きく重くて色も青っぽくて薄目。果肉も白っぽくてなにより甘さが違う、たとえるならばグラニュウ糖の甘さ 食感。楽しみでしたねぇ。

 種苗会社に聞いたりして確かめてみて、まだはっきりしないんだけど、昔の品種でホワイトゼノアと言う種類だったのかなぁと思っています。

 はっきりしないと言うのは、名前は解ったものの、種苗会社でも昔の品種で今は扱っていないと言うことだったからなんです。

 ところが3年ほど前たまたまその苗木をホームセンターで見つけたんです。実を付けるには今少し時間がかかりそうだけど、さてどうなりますか。楽しみです。

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