2014年12月15日月曜日

2014衆議院選挙を終えて


それにしても大変なことになったものです。事前のマスコミ調査で軒並み安倍自民党300に迫る勢い!ということを耳にしていたのでドキドキしていたら、ほぼそのとおりになったという事ですね。(定数475のうちの291)

それにしても連立している党の議席とあわせれば憲法改定及び参院で否決された法案も何ら歩み寄ることなく通してしまえる3分の2以上325議席になってしまったというのは安倍政権のこれまでを思うと恐ろしいことの始まりとしか思えません。安倍さんの考えていること、これまでの政権運営で人の話を聞かずやってきたことを考えあわせるととても怖い。

で、ここで改めて言っておきたいのは対する野党と言われる政党の数々のこと。中でも再び政権を目指すとしていた民主党が、全国の選挙区に候補を立てきることができなかった(せめて過半数を超す候補者が擁立できていればまだしも)ことは、仮に全員が当選したとしても過半数を征することにはならないということなので、選挙戦を戦う以前にもう政権の行方は決まっていたということになるのでどうしようもありませんね。安倍自民党の「相手の準備の整わないうちに」という思惑にまんまとはまってしまったという事もあるとは思いますが。

そういうことでいうならば、共産党が共闘も含めて全国に候補者を立てていたという事は偉いと言うべきなんでしょうね。これはいつもの事だし、誰もがこの立候補者がみんな当選するなんて事は思っていません。本人たちだって本当のところはそうなんじゃないかな。でもみんな一生懸命なのには感心します。比例代表に立候補している人たちのことを考えてと言うことがあるからだとは思いますけど、必死に主張しているところは個人の私欲のレベルを超えた政党政治の在り方を体現していると見えます。全員が成人君主などとは思いませんけど。

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