2014年12月31日水曜日

決して“大勝”でも“圧勝”でもなかったじゃないの。 見出しには気を付けて!  


先日の衆議院選に関しての選挙報道もこのところようやく落ち着いてきました。というのも、開票の結果を受けての当夜としばらくの間の報道・見出しはそのほとんどが自民圧勝あるいは自民大勝となっていて、これは好き勝手にやろうと思えば何でもできてしまう怖いことになるなぁと思わせるものばかりだったのが。私自身もそう思っていましたけど、最近になってようやく様々な分析・報道が目につくようになってきたからです。
それによってわかってきたこと。正直、それを知った時びっくりしましたけど、実は安倍・自民党は選挙前より減らしているんですねぇ。(獲得票数も減っている)自民党公明党合わせて衆議院定数495のうちの326、全体の三分の二を上回る議員数とはいってもこのたび初めて増やしてなったわけではない前からそうだった。 でも連立している公明党がたまたま当選者を増やしたから改選前とぴったり同じ議員数になったんですね。 あわせて全体の伸張を細かく見てみると、自民党の減らし方以上に過激な極右政党が壊滅的な減らし方だったことがわかります。 
 

野党・民主党は改選前より増やしたけれど、選挙区によっては候補者を立てられなかったこともあり自民党に対する批判票を集めきれなくて少しの増加にとどまってしまった。増やしたとはいっても、実数は民主党はもとより公明党の議員数を抜いたわけでもないけれど伸び方がすごかったのが共産党。せめぎあいの度合いはいよいよ上がって来ているということでしょうか。

 

今の、小選挙区制という選挙制度は死に票が多くて問題、一票の格差解消も急務です。一刻も早く良くしないとダメだと思います。
そして報道する人たちも、正確で冷静な報道を心掛けてもらいたいと切に願います。

0 件のコメント: