11月の母の葬儀の時、祖母の時のことを思い出しました。
“納棺師”という職業。映画「おくりびと」がヒットしたこともあり今ではずいぶん耳になじんできました。祖母の時はどうだったのかなぁ、もうあったのかなぁ。祖母の葬儀の時、葬儀社の人の納棺式の執り行い方で、亡くなった方の尊厳の守り方に他の葬儀社との違いをすごく感じたんです。自分の時もこうしてもらえるんならいいなぁと思うくらい。
このたびの母の葬儀の打ち合わせの時に「納棺師を頼みますか」と聞かれました。
祖母の時の経験があったので「この葬儀社なら大丈夫」と思いあえて頼みませんでした。でもこのたびは少し印象が違いました。もちろん上手に遺族に声をかけてくれたし、失礼な扱いもあるわけではないんだけど、何か感じが違ったんです。
頼まなかったからなのかなぁ。 葬儀社の人は「納棺師を頼まなくても、その資格を持った人がしますから。」と言っていました。その時は、頼んでも頼まなくてもどちらも納棺師が納棺式にあたるって、どこがどう違うの?とも思いました。
サービス内容、項目数が違ってくるということだったんでしょうか。化粧はしてるんだけど何か今一つ。お化粧品・道具も何かお古のような使い古しのような感じ。
お化粧もそうだけど、基礎的な肌・皮膚の処置もしていないみたいに感じてしまいました。 私の方も祖母の時とは同じではありません。
祖母が亡くなった後、リハビリメイクというのでしょうか。高齢の人 施設に入居している人 若い人、事故や病気で“顔”に見た目の問題を抱えた人に対するメイク。自身もその経験のあるメイクアップアーティストの活動とその広がりを知っていました。“エンゼルメイク”という言葉、取り組んでいる人のことも知りました。
だからかとも思うんだけど、お化粧のことがどうも気になってしまったのです。
私でもできることなのかなぁ? 勉強してみようかなぁ。
人ひとり、生まれる時も死ぬ時もしなければならない手続がたくさんあります。大変。
打ち合わせや、式に来てくれた人、親戚、職場との対応もあります。とにかく大変なんです。なんともない人でも、疲れで具合が悪くなります。Fさんがこの場に立ち会ったとしたらぐあいがわるくのはまちがいないとおもいます。
神様はそのことがわかったからわざと“逃がした”のかもしれないと思いました。
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