2012年1月7日土曜日

韓国 中国 日本 の箏  共通することと違っていること

3カ国の箏の共通点 

 楽器分類学上は同じ仲間。

 外観はいずれも同じ横長。(長さは異なる。)

 すべての弦それぞれに(三角形)支えが付く。

右手は弦を弾く。左手は弦を押さえる。(左手で弦を押さえることで、演奏中でも音の高さを変えることができる)。



日本の箏 

 弦は13本。 (低音域を広げるために1721弦の物も)

 弦を弾く右手には、親指・人差し指・中指にピック様の「爪」を付ける。

 弦は最近ではナイロン(テトロン)弦が多いが、
                                      もともとは絹糸をよって作った弦を使用。

 音色は3か国の中で一番堅め。



韓国の箏→伽耶琴(かやぐむ)

 弦の本数は12本。

 弦をはじく右手は素手。

弦はナイロン弦も使うが、主には絹糸。弦の太さは太め。

音色はしっかり。



中国の箏→古筝(こそう)

 弦の本数は21弦や25弦が多い。

弦は両手で弾く。両手の小指以外の8本すべてに爪を付け演奏。

弦は金属弦。

音色は、華やかで軽やか。



 

片岡リサ(箏演奏家)さんの新聞原稿を参考に加筆

0 件のコメント: