2012年1月26日木曜日

悪魔さ払って、ヨイヤサ (3・11に関係して)


 岩手県 陸前高田市。

 例年なら家族総出でアワビ漁に忙しい年末も、船も漁具も津波で流された漁師の人たちにとっては生活のめどの立たない不安な年末そして年始となりました。

 そんな新年の仮設住宅を、陸前高田市・米崎地区の人たちで作っている「脇之沢保存会」の獅子舞が訪れました。

 米崎地域は津波にほとんどの家が流された所。獅子舞の衣装・道具もすべて流されてしまいました。

 そして、今回は大震災の後と言うことで舞を披露するかどうか悩んだ末の獅子舞でした。



 当日は、大人も子供も一緒になって「悪魔さ払って、ヨイヤサ」と掛け声をかけながら地域を歩きました。

 ある仮設住宅ではおばあさんが

払った、払ったぁ。あど何も(悪いことは)こねやがら(来ないから)大丈夫だ。

と、子どもたちに向かって声をかけていました。



 岩手県 陸前高田市の大坪市会議員の被災地からのリポートを削除修文。


このリポートの題材は2つあり、主題はこの獅子舞の話の方ではないようでしたが、私はこちらに感銘を受けました。

 文中の、おばあさんの子どもたちへの“想い・対応”に思いを馳せると胸が熱くなり目が潤んできます。

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