だけど、この私自身に映画の主人公と同じことが起きるとは。
わずか31日間で、一人の女性が私にとって特別な人になり。
わずか31日間で、こんなに 大切なことを考えるようになるとは。
「北の音と東の風」東インド古典舞踊・オリッシー・ダンス の第一人者 ラフール・アチャリャさんの来日公演
ドキッ としました。
出合ったとたん、Fさんが私の右手を包みこむように自分の手を重ね、続いて私の身体に手を回してきたんです。
生身の人(女性)の身体の重さを感じました。
私も彼女の背に手を回しました。 自然に。
“人(女性)”の重さ、こちらが加えた力を押し返してくる身体の感触。
第一部のインド音楽の演奏が終わり いよいよラフールさんのダンス。
でもFさんは楽しみにしていたラフール・アチャリアのダンスを見ることもなく畳の上に敷かれた 座布団に身を横たえていました。
このところの具合の悪さに対して、今日の診察で別の薬が処方され服薬。
その反応でつらそう。 私もその様子でわかりました。
でもそれほどまでに大変だとはわからなかったのです。
辛そうだけど、対処できる人だとも思っていたのです。
もちろん今夜のダンスを楽しみにしてきたので、ダンスを観たいという気持ちはありました。
でもその気持ち以上に、つらそうなFさんのことが気になって仕方がありません。
いっそ直接手をだした方が気は楽でしたけど躊躇してしまいました。
お母さんの手前、照れもあったと思います。
たった今告白したばかりなのに、そんなにすぐ親みたいなことはできないと思ってしまったのです。
この夜Fさんの口から初めて正式な病名を聴きました。
その病名は、前聴いていた○病ではなく○○性障害という名前。
だから今更、という気持ちだったけれど 思ってもみない展開になったことは確か。
こうしてこの夜 新しいリールが回り始めました
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